ソフトB・中村晃、9000万円減も異例の複数年 結果出せば3年目突入の特殊契約「また全試合、出たい」

[ 2022年12月15日 05:01 ]

<ソフトバンク契約更改>北村晴男弁護士(左)と契約更改の会見を行う中村晃(撮影・中村 達也)
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 大幅減では異例の複数年契約だ。ソフトバンクの中村晃外野手(33)が14日、ペイペイドームの球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限に迫る9000万円減の年俸1億5000万円プラス出来高払いで新たに2年契約を結んだ。

 「2年で(成績が)ふるわないと、こういう(プロの)世界なので。覚悟を持って。ここから復活したらみんな驚くかな。もう一回、レギュラーで驚く成績。そこ目標に」と意気込んだ。

 今年は年俸2億4000万円で結んだ4年契約の最終年だった。前回の契約時から代理人を務める北村晴男弁護士も会見に同席し「ソフトバンクで最後までやりたいとの(中村晃の)強い希望がある。ダウンはやむを得ない」とした上で説明。「ほぼレギュラーとしての活躍を数字化し、ベースをクリアすれば3年契約したこととなる」と、成績次第で契約が1年延長される条件が付いた特殊な契約の詳細を明かした。「守備でもインセンティブ(出来高払い)が付いているし、よりモチベーションが高くできる」と強調した。

 高卒15年目の今季は114試合で打率.253、7本塁打、51打点。内容はいずれも21年に劣った。中村晃は「スタメンから外れたり残念な成績だった。また全試合、出たい」。勝負の“2年契約”で、17年以来6年ぶりの完走を果たして評価を上げる。

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2022年12月15日のニュース