「みちのくの隠し玉」八戸学院大・松山、ドラフトへアピール4回零封 150キロ2度マーク6K

[ 2022年9月19日 05:00 ]

北東北大学野球秋季リーグ最終日   八戸学院大3ー0青森中央学院大 ( 2022年9月18日    雫石総合運動公園 )

<八戸学院大・青森中央学院大>4回無失点の松山(撮影・柳内 遼平)
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 10月20日のドラフトへ最後のアピールだ。北東北大学野球秋季リーグの最終日となった18日、八戸学院大の最速154キロ右腕・松山晋也投手(4年)が青森中央学院大戦に先発し、4回を1安打無失点で勝利に導いた。150キロを2度計測した直球にスプリット、カットボールなどを織り交ぜて6三振を奪い「有終の美を飾れるように勝とうと思っていた」と胸を張った。

 今春までは制球に苦しみ公式戦登板が少なかった1メートル88、92キロの大型右腕。大学OBで18年のドラフト1位で巨人入りした高橋優貴、20年ドラフト3位で広島入りした大道温貴らを育成した正村公弘(やすひろ)監督から命じられた「下半身を使うこと」「投げ込みを増やすこと」の課題に取り組み、一気に才能を開花させた。

 高校野球や他の大学リーグ戦などが予定されていた中で、2球団のスカウトが視察。巨人・円谷英俊スカウトは「制球がまとまってスピードも備えている。パワー系の中継ぎタイプです」と評した。公式戦ラスト登板を「みちのくの隠し玉」が快投で締めくくった。(柳内 遼平)

 ◆松山 晋也(まつやま・しんや)2000年(平12)6月23日生まれ、青森県七戸町出身の22歳。天間西小2年から天間西ジャイアンツで野球を始め、天間舘中では軟式野球部所属。八戸学院野辺地西では甲子園出場なし。遠投123メートル、50メートル走6秒1。憧れの選手は広島、ヤンキースなどで活躍した黒田博樹。1メートル88、92キロ。右投げ右打ち。

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