マーリンズのアルカンタラ メジャーで2017年以来のシーズン5完投、ナ・リーグ・サイヤング賞最有力

[ 2022年9月19日 08:40 ]

マーリンズの右腕サンディ・アルカンタラ(AP)
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 マーリンズの右腕サンディ・アルカンタラ(27)が18日(日本時間19日)、ワシントンDCでのナショナルズ戦に今季30試合目の先発登板。完投で7安打1四球7奪三振、3-1の勝利に導き13勝目をあげた。完投は5試合目。

 アルカンタラはナ・リーグ、サイヤング賞の最有力候補と言われてきたが、9月に入ってから3試合で2敗、18イニングを投げ11失点の不振。防御率部門1位(2・27)のドジャース、フリオ・ウリアス、被打率1位(・186)のダイヤモンドバックス、ザック・ゲーレンの名前が対抗馬として上がり始めていたが、この快投で突き放した。今季の212・2イニングは、2位のカージナルスのマイルズ・マイコラスに25・1イニング差。ウリアスとゲーレンには約50イングの差を付けている。

 圧倒的なスタミナで、MLB公式サイトによると、7回が終わった後でも、95マイル以上の速球を122球も投げている。5完投は2017年以降では最多。今季他球団ではチームトータルでも5完投はなし。ジェイコブ・スターリングズ捕手は「特別な投手。誰も彼のやっていることをできていない。(サイヤング)賞で報いられるべき」と話している。防御率は2・37でナ・リーグ2位、188奪三振は4位だ。アルカンタラはサイヤング賞について聞かれると「それについては考えないようにしている。今日はいい結果を残したかった。投票者は自分が何をしているのかわかってくれている」と話していた。

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