巨人・大勢が34セーブ! 佐野に被弾もヤスアキ&栗林の新人最多37セーブに残り8戦で「あと3」

[ 2022年9月19日 16:38 ]

セ・リーグ   巨人5―3DeNA ( 2022年9月19日    東京D )

<巨・De>9回を締めた大勢(左)と小林(撮影・島崎忠彦)
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 巨人のドラフト1位守護神、大勢(本名:翁田大勢)投手(23=関西国際大)がDeNA戦(東京D)で今季53度目となるリリーフ登板。佐野に一発を浴びたもののリードを守って34セーブ目を挙げた。2015年山崎康晃(DeNA)、22年栗林良吏(広島)がマークした新人最多37セーブまで「あと3」。大勢は残り8試合でこの記録に挑戦する。

 大勢は5―2で迎えた9回に4番手として登板。先頭打者の3番・佐野に1ボール2ストライクから投じた4球目、真ん中に入った156キロ直球を右翼スタンド中段に運ばれ、1点を失った。オール直球勝負の4球目を打たれた大勢は打球を振り返りながら“しまった!”という表情。だが、その後は即座に気持ちを切り替えて牧を156キロ直球で、宮崎をフォークボールで2者連続の空振り三振。最後はソトを152キロ直球で二飛に打ち取ってゲームセットにこぎつけると、ホッとしたように笑みをこぼした。

 シーズン終盤とあってセーブ機会ではなくても登板することが増え、チームの135試合目で53度目のマウンド。13日のヤクルト戦(神宮)では5点リードの9回にエース菅野から4回に54号ソロを放っていた相手主砲・村上に外角直球を左中間スタンドへ55号3ランされ、村上は1964年王貞治(巨人)の持つ日本選手シーズン最多本塁打記録に並んだ。遊撃・湯浅の失策がなければ村上に打席が回っていなかったため大勢は3失点も自責0だったが、悔しい被弾となった。

 試合前までの直近4試合中3試合で計6失点し、その間に2敗という状況で迎えた17日の阪神戦(東京D)では9回に4番手として登板。先発右腕・戸郷が2回に先制の19号ソロを被弾していた佐藤輝をフォークボールで空振り三振に仕留めるなど11球で3者凡退にピシャリと抑え、今季33セーブ目を挙げるとともに村上55号被弾の悪夢を自らの右腕で振り払っていた。

 なお、大勢は6日に行われたDeNA戦(東京D)ではプロ初のイニングまたぎとなった延長11回、佐野に痛恨の決勝18号ソロを浴びてプロ2敗目を喫しており、佐野には“2打席連続”の被弾となった。

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