首位ソフトBと2位オリがついにゲーム差なし 残り試合で“カギ”となるのは… 3位楽天も逆転V望み

[ 2022年9月19日 19:04 ]

<オ・ソ>10回2死満塁、サヨナラ安打を放ち手荒い祝福を受ける宗(左3人目)(撮影・後藤 正志)
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 2位オリックスと首位ソフトバンクの今季最終戦は、オリックスが延長10回6―5とサヨナラ勝ち。注目の天王山で3連勝を飾り、首位と一気にゲーム差なしまで詰め寄った。

 試合はオリックスの吉田正が先制19号2ランや9回起死回生の同点適時打など、4打数3安打4打点1本塁打と活躍。最後は延長10回、2死満塁から適時失策もあった宗が“汚名返上”のサヨナラ適時打を放ち、勝利に貢献。オリックスはソフトバンクに2シーズン連続での勝ち越し、対戦成績を15勝10敗で終えた。

 首位ソフトバンクは残り10試合。ゲーム差なしの2位オリックスは残り6試合となり、優勝争いはさらに混沌とした展開に。ソフトバンクは10試合中5試合がロッテ戦で、オリックスも6試合中3試合がロッテ戦。今後の両チームの日程を考えると、このロッテ戦での勝敗が“カギ”を握ることになりそうだ。

 優勝マジックこそソフトバンクに点灯しているが、現在引き分け数がともに2の両チームが最終勝率で並んだ場合、規定により直接対決で勝ち越したオリックスが上位になる。そのため、残り試合ともに5割で終わったとすると、勝率が並びオリックスが逆転優勝。ソフトバンクにとっては痛い3連敗となった。

 また3位の楽天も4位・西武との対戦を延長11回の死闘の末、6―4と下し3連勝。4位との差を2ゲームに広げ、首位ソフトバンクとも2.5ゲーム差に。残り10試合でソフトバンクとは2試合、オリックスとは3試合残しており、ここでの勝敗次第では逆転優勝の可能性も出てきた。逆に4位・西武はCS争いでまた一歩後退。あす20日の楽天戦で勝利しなければ、かなり厳しい状況に追い込まれることになった。

【ソフトバンクとオリックスの今後の日程】
日時 <ソフトバンク>    <オリックス>
20日 日本ハム(札幌D)   ロッテ(ZOZOマリン)    
21日
22日             ロッテ(京セラD)
23日 ロッテ(ペイペイD)
24日 ロッテ(ペイペイD)  楽 天(楽天生命)
25日 ロッテ(ペイペイD)
26日 ロッテ(ペイペイD)
27日 西 武(ベルーナD)  楽 天(京セラD)
28日
29日 楽 天(楽天生命)
30日 楽 天(楽天生命)   ロッテ(京セラD)
1日  西 武(ベルーナD)
2日  ロッテ(ZOZOマリン)  楽 天(楽天生命)

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