巨人、サヨナラの好機生かせず 今季最長試合の5時間超え死闘は延長12回引き分け

[ 2022年8月31日 23:27 ]

セ・リーグ   巨人8―8ヤクルト ( 2022年8月31日    京セラD )

<巨・ヤ>7回に逆転されベンチに戻る平内(11)を見つめる原監督(撮影・奥 調)
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 巨人は31日にヤクルトと対戦(京セラD)し、連夜の延長戦となり、5月20日の阪神─巨人戦(甲子園)の今季最長5時間3分を超える今季最長試合となる死闘で、延長12回8―8の引き分けだった。

 プロ初勝利を狙った高卒3年目左腕・井上が4回5奪三振も2本の本塁打を含む4失点で早々に降板するなど投手陣が踏ん張れなかったが、打線がつながった。2回に2点を先制された直後、無死一塁から5番・岡本がヤクルト先発・高梨のストレートをバックスクリーンに運ぶ8試合ぶりの25号同点2ランで打線に勢いを与えた。

 1死後、吉川、大城の連続安打で一、二塁の好機をつくると、井上の犠打で2死二、三塁とした。勝ち越しのチャンスで打席に入った坂本が投手強襲となる適時内野安打、続くポランコが右前適時打と、この回10人攻撃で一挙4点を奪った。

 4回に2点を奪われ、同点で迎えた5回にはポランコ、丸の連続二塁打で勝ち越し。さらに2死一、二塁から吉川が左前適時打。大城が四球で満塁とし、代打・重信が押し出し四球を選び、この回3点を追加した。

 しかし、6回に3番手・高木が山田に本塁打を浴びるなど2失点で1点差に迫られると、5番手・平内が2死満塁からオスナに逆転2点適時打を浴びた。それでも打線は7回に四球、死球、犠打で1死二、三塁の好機をつくり、重信の二ゴロで同点に追いついた。

 8―8の9回にヤクルト6番手・田口を攻めて2死一、二塁としたが、代打・中島が空振り三振でサヨナラの好機を逃した。さらに延長11回には先頭の若林が中前打で出塁も代走の増田大が盗塁失敗。2死から大城が投手強襲の内野安打で出塁し、代走・松原が盗塁を決めたが、重信が空振り三振に終わった。12回もヤクルトの守護神マクガフから得点を挙げることができず、引き分けに終わった。

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2022年8月31日のニュース