オリ逆転星で2位に2差接近 ラオウ代役の西村、楽天・松井裕からV撃

[ 2022年8月31日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス4―3楽天 ( 2022年8月30日    楽天生命 )

<楽・オ>9回2死一、二塁、西村が右中間に2点適時二塁打を放つ(撮影・篠原岳夫)
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 代役が、守護神撃ちの大役を果たした。オリックスは中嶋監督がコロナ禍で、杉本が負傷でそれぞれ離脱。そんな苦境で、監督代行を務める水本ヘッドコーチが、昇格即スタメンに抜てきした西村が起用に応えた。2―3の9回2死一、二塁で、松井裕を相手に、今季初安打となる逆転の決勝2点打を放った。

 「(野手総合兼打撃コーチの小谷野)栄一さんから“思い切ってやってこい。小細工なしで自分のやっていることを出せばいいから”と言ってもらえて楽に打席に入れました」

 1ストライクからの2球目、真ん中付近に入ったフォークを強振。右中間を破った一打は、チームとしても、相手守護神に20年10月21日の対戦以来4度目(先発時を含む)の黒星を付けた。監督代行の水本ヘッドからは「(杉本不在で)外野手をやりくりしている中で、西村の名前が挙がったので、やってみようと。西村も思い切ってやってくれてよかった」と称えられた。

 4位・楽天とのゲーム差を1・5に広げ、2位・ソフトバンクには2ゲーム差に詰め寄った。水本ヘッドは「山岡は試合をつくってくれたし、(5回2死満塁で救援した)山田も抑えてくれてね。そういうところが、つながってくると実感した試合でした。明日からの試合でノッていけるように」と意気込んだ。(湯澤 涼)

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2022年8月31日のニュース