ヤンキース・ジャッジ 2度目の50号、ア・リーグ記録にあと「11」で見えた61本塁打

[ 2022年8月31日 02:30 ]

ア・リーグ   ヤンキース3ー4エンゼルス ( 2022年8月29日    アナハイム )

<エンゼルス・ヤンキース>50本塁打に到達したジャッジ(AP)
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 試合では1点が届かなかったが、エンゼルスの大谷とのマッチアップでのメモリアル弾。ヤンキースのジャッジは「願うなら、勝っていればもう少し、すっきりしていたのに」と残念がった。

 意地を見せたのは、2打席敬遠で迎えた8回だ。甘く入ったカーブを逃さず中堅奥へ1点差に迫る50号ソロ。当時の新人最多記録となる52本塁打を放ち、初めて本塁打王を獲得した17年以来の大台に到達した。50号複数回は史上10人目で、ヤ軍では1920、21、27、28年と4度のベーブ・ルース、56、61年の2度のミッキー・マントル以来61年ぶり3人目だった。

 「数字のことを話すのは好きじゃない。光栄だけど、負けたので意味がない」。それでも残り33試合で、ロジャー・マリスが61年にマークした球団記録でア・リーグ記録でもある61本塁打にあと11本。MVP争いでは優位を示すように、敵地ながら大きな「MVPコール」が飛んだ。

 2位のシュワバーには15本差。33年にJ・フォックス(アスレチックス)が2位に14本差で本塁打王を獲得したのを上回る、「最大差本塁打王」の可能性も出てきた。だがジャッジは言う。「シーズンが終われば数字とか振り返ることはできる。でも今一番、重要なことは勝つこと」。まずは残り2試合となった大谷との直接対決で、勝利を目指す。

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2022年8月31日のニュース