日大鶴ケ丘のエース・水野雄仁が3回2失点「次は自分が頑張りたい」

[ 2022年7月19日 11:57 ]

第104回全国高校野球選手権西東京大会・3回戦   日大鶴ケ丘6―3八王子実践 ( 2022年7月19日    スリーボンド八王子 )

<日大鶴ケ丘・八王子実践>力投する水野(撮影・川島 毅洋)
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 14年以来8年ぶりの夏の甲子園出場を目指すシード校の日大鶴ケ丘が、初戦を突破した。先発したエース右腕・水野雄仁(ゆうと=3年)は3回5安打2失点。「相手はコールドで勝ち上がって勢いがあったので、緊張した。(4回から)2年生が頑張ってくれたので、次は自分が頑張りたい」と話した。

 昨夏に上手投げからサイドスローにフォームを変更。3キロのメディシンボールを後ろ向きに18メートル投げるトレーニングなどを取り入れ、直球の最速は143キロを計測するまでになった。YouTubeでは元巨人の斎藤雅樹、DeNAの深沢鳳介の動画を研究し、フォームを固めた。

 池田(徳島)で82年夏、83年春に甲子園で優勝した「阿波の金太郎」こと、水野雄仁投手と同じ名前。「祖父2人から一字ずつもらってこの名前になりました。水野さんのことは知っています。雲の上の存在です」と恐縮した。現在、巨人のスカウト部長を務める水野氏は、序盤をスタンドで観戦し、他球場視察のために、試合途中で移動したが「同じ漢字なんだね」と驚いた様子だった。(川島 毅洋)

 ◇水野 雄仁(みずの・ゆうと)2004年6月6日生まれ、熊本県出身の18歳。小4から野球を始め、開進二中では杉並シニアに所属。日大鶴ケ丘では2年春にベンチ入り。今春は背番号20で、今夏から背番号1。1メートル77、79キロ。右投げ右打ち。

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