阪神・矢野監督一問一答 北條、陽川、熊谷らの躍動に「うれしいね。チーム全体が乗れる」

[ 2022年7月19日 21:16 ]

セ・リーグ   阪神3-0広島 ( 2022年7月19日    マツダ )

<広・神>広島に勝利し、ウィルカーソン(右)とグータッチをする矢野監督(撮影・平嶋 理子)
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 阪神は、今季相性が悪いマツダスタジアムで床田を攻略し、今季7戦目にして、敵地で初勝利を挙げた。先発・ウィルカーソンは5回2/3を5安打無失点と好投し、53日ぶりに勝利投手となった。以下、矢野監督の一問一答。

 ――先制も2死から。1つずつ、相手の嫌な得点ができた
「そうやね。ツーアウトから、流れを作ったっていうかね。リュウ(梅野)が、あっこで打ってくれたから、いい1点がとれたし。次のタカヒロ(熊谷)とかね、作戦もうまく決めてくれたし、いい形で、点数は2点やけど、いい2点やったんちゃうかなと思います」

 ――好投手の床田から序盤に得点できた
 「流れは作れたけど、欲をいえばやっぱ1点じゃなくて、もう1点いきたいなというところはもちろんあったけど。まあその分、ウィルカーソンも頑張ってくれたんで。なかなか打ち崩すっていうところまでいけてないけど、嫌な攻撃っていうのはできたところもあるんかなと」

 ――出番をもらった選手が活躍した
 「ああいうのはうれしいね。チーム全体が乗れるというか、普段、スタメンから出ることが少ない選手が作戦を決めたり、みんな機能して、ジョー(北條)もタイムリーを打って、陽川も出て、途中から行った竜平(小幡)もヒットを打ててとか。みんな良い形の野球ができたんで、残りまだまだあるんで、そういうところでは、みんなが絡むというか、みんなが乗っていけるようなゲームに、みんながしてくれたと思います」

 ――大山に1本が出た。本人の中でも
 「もちろん、それはあるやろね。何日か空いて、ヒット出てないっていうのはもちろん気になるとは思うけど、まあきょう1本出たんで、まあフラットな状態で明日から臨めるんちゃうかなと思うけどね」

 ――浜地が勝ちパターンの7回に登板
 「抑え方を見ててもね、ずっといい形で抑えてるし。いろいろとこう本人が自分自身でも成長を感じ取れるというか…ただ投げるだけじゃなくて、間合いであったり、タイミングであったり、どういうバッターであるかっていうのを意識しながら。いろんなものが自分のことも含めて見えだした状態で投げられているんでね。そこらへんはたまたまの、いいピッチングじゃない、しっかりした成長があっての結果だと思う。そういうところでは任せても大丈夫だし、任せたいと思わせるピッチングをしてくれているんでね」

 ――ウィルカーソンの内容
 「ずっとなかなかいいピッチングできなくて、勝てない時期があったので、だいぶモヤモヤしていたけど。ウィルカーソンも後半も頑張ってもらわないとだめなピッチャーなんで。まあ、いいピッチングしたけど勝ちじゃなかったというよりは、早めに代えちゃったけど、なんとか0で行きながら勝ち投手というのを付けたかったので、後半にまたあいつ自身が気持ち良くというか、さらに貪欲にというか、そういうふうにいける1勝になったと思う。こっちとしてもずっと良くないのが続いていたので、後半に向けていい材料にはなってくれた。そういう部分でも良かったと思います」

 ――岩崎は苦しい時期もありながら20セーブ
 「まあ優(岩崎)はね。経験があるから。それを武器にしながらね、体が疲れたり、色々と研究されたりするなかで、そういうところでどう対応していくかっていうのが、いい意味で、年数重ねたところが、ある意味引き出しになってる部分もある。去年はスアちゃん(スアレス、現パドレス)がいてくれたけど、開幕からちょっと上手くいかなくて、やっぱりそこは経験のあるスグルだろうってなったので、そういうところではもちろん通過点でもあるし、これからも頑張ってもらわないと困る」

 ――最近はいろんな選手をスタメン起用し、いい競争にもなっている
 「今日みたいな試合になると競争はやっぱり激しくなるから、そういうのでも俺の立場としたら嬉しい。いつもスタメンで出てるやつも落ち落ちしてられないなっていうのも勝手に作れるし、途中から行くメンバーもスタメンあるんじゃないかって、この場面で俺があるんじゃないかって形で試合に入っていけるっていうのは、チームが成長する上で大事なところ。みんなのそこがグッと上がるような試合に、結果的になっていったなって後から振り返って思えたらいいよな」

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2022年7月19日のニュース