中央学院・糠谷、圧巻3回完全7K「どの球種もストライクが取れるのが武器」　打撃も自信、目指すは二刀流

第104回全国高校野球選手権千葉大会4回戦   中央学院13―0行徳 （ 2022年7月18日    柏の葉 ）

＜中央学院・行徳＞7奪三振の快投だった中央学院・糠谷翔大（撮影・佐藤　萌花）
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　まさに圧倒だった。中央学院の糠谷翔大（3年）が行徳を相手に3回を完全に抑え7奪三振。5回コールドに貢献し「どの球種もストライクが取れるのが武器。カウント球と勝負球の区別をしっかりつけることを意識している」と語った。

　岩倉（東東京）で甲子園出場経験のある叔父の姿に憧れ、小学1年で野球を始めた。身長1メートル80、体重82キロの体格で最速144キロを誇るが、打っても初回に安打も記録。報道陣から「狙うは二刀流か？」と問われ「はい」と即答するなど、打者としての自信も持つ。

　福嶋翔平部長は「うちはエースという位置づけをしないのが監督の方針。一人の選手に固執しない。その時に一番、調子のいいピッチャーに投げさせていきたい」と選手層の厚さを強調する。この日は先発右腕が3回まで投げると、4回は村田次朗（2年）、5回は吉川晃生（3年）がマウンドに上がり、いずれも無失点に抑えた。余力を十分に残し、一丸で次戦へと向かう。（佐藤　萌花）

　◇糠谷　翔大（ぬかや・しょうだい）2004年（平16）4月2日生まれ、千葉県出身の18歳。小1から少年野球チーム「北柏スーパーナイン」で野球を始める。富勢中では中学硬式野球「取手リトルシニア」に所属。1メートル80、82キロ。右投げ右打ち。