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広島・野間 大勝けん引の3年ぶり4安打「何でもいいので塁に出て、チームに勢いをつけられるようにと」

[ 2022年5月22日 05:30 ]

セ・リーグ   広島10-1中日 ( 2022年5月21日    マツダ )

<広・中>初回、菊池涼の一塁適時内野安打で生還した野間(右)はナインに迎えられる(撮影・奥 調)
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 広島・野間峻祥外野手(29)が21日の中日戦で19年以来3年ぶりの1試合4安打を放ち、16安打10得点の大勝をけん引した。2試合連続で「1番・中堅」として先発出場し、前日に続く2桁得点と打線の活性化に貢献。日替わりだった1番奪取へのアピールに成功し、引き分けを挟み4連敗後の2連勝に導いた。

 首脳陣が探し続けてきた1番打者の適任は、3日前まで2軍にいた。「主将として情けなかったし、焦りもあった」。1カ月半の再調整を経て19日に1軍復帰したばかりの野間が2試合連続で1番先発。この絶好機を逃すまいと臨んだガムシャラさがナインにも乗り移り、16安打10得点の猛攻を呼んだ。

 「1打席目は大事。チームに勇気を与える内容や結果にしたいと思っていた」

 1番打者の価値は、1打席目に問われる。「低めには手を出さない」。狙い通りカウント2―1から岡野の真ん中付近に浮いたフォークを捉え、右翼線を破る二塁打とした。続く菊池涼の一塁への内野安打の間に生還し、2試合連続で初回に先制のホームを踏んだ。

 2回無死一塁からは左前打を放って、その後の一挙6得点に貢献。3回1死無走者では山本から二塁打、5回2死二塁では藤嶋から三塁線へボテボテの投ゴロ内野安打。19年4月13日のDeNA以来となる4安打は、会心の当たりも泥くさい一打も交じった野間らしさが詰まっていた。

 「ラッキーな安打もあったけど、何でもいいので塁に出て、チームに勢いをつけられるようにと思っていた」

 今カードは引き分けを挟んで今季最長の4連敗となって迎えた。その間5試合は1試合平均2・6点。低調だった打線を野間が活性化させ、2戦連続2桁得点に佐々岡監督からは「野間が帰ってきて、先頭でしっかりと仕事をしてくれるからつながっていく」と大勝の要因に挙げられた。

 野間は、今季から野手主将に抜てきされるも4月6日に降格した。「チームの雰囲気を感じたい」と1軍戦は必ずテレビでチェックした。「何やってんだ、俺…」。その悔しさをグラウンドでは押し殺し、下半身主導の打撃を見つめ直す期間にしようと切り替えた。

 「日替わりの1番を固定できれば、チームにとっても大きいと思う。レギュラーを獲りたい思いは強いです」

 何度となく訪れた定位置奪取の機会を手放し続けて大卒8年目。再び手にかけたレギュラーへのチャンス。もう逃すつもりはない。(河合 洋介)

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