阪神・佐藤輝 侍ジャパン・栗山監督が飛躍期待「これから球界のために大きくなってくれると信じています」

[ 2022年2月7日 05:30 ]

ロングティーをする阪神・佐藤輝(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 期待の表れだ。5日の紅白戦で“12球団最速アーチ”を放った阪神・佐藤輝に、侍ジャパン・栗山監督の口調も熱を帯びた。

 「去年あれだけ後半苦しんだことが、なんか大爆発する前兆のような捉え方をこっちが勝手にしてる。これから球界のために大きくなってくれると信じています」

 すでに若手中心で臨む3月5、6日の台湾戦において、村上の招集が微妙となっており4番の最有力候補だ。栗山監督は23年3月に開催予定の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を見据えた構想を練る。「グワーッと上がってくるような成長曲線にハマってくる選手が何人かいないと、最後アメリカに勝ちきれないイメージ。そのために3月の試合をやっていきたい。僕が誰を選ぶとかは言えませんけど、非常に楽しみな選手であるのは間違いない」。外野と三塁の両方を守れることも、国際大会においては大きな強みだ。「どんな感じで彼が(今季)使われるかは、矢野監督と確認させてもらった」。高い潜在能力を認めるからこそ、さらなる飛躍を待ち望んだ。

 矢野監督は「今年のシーズン終わったときにやっぱり(代表に)輝必要だよなってシーズンにすることが大事。佐藤やっぱり日本代表の中にいるでしょって」と侍指揮官の思いに応えることを願った。栗山監督の期待を伝え聞いた佐藤輝も「選ばれたいですし、選ばれるように結果を出したい。爆発します」と独特の言い回しで、今季の飛躍を誓った。(阪井 日向)

続きを表示

この記事のフォト

2022年2月7日のニュース