松坂大輔氏 中日“右のエース”柳の200イニング到達に期待「長いイニング投げる感覚つかめている」

[ 2022年2月7日 05:30 ]

<中日春季キャンプ>中日キャンプを訪れ 、横浜高校の後輩・柳(右)にアドバイスを送る松坂大輔本紙評論家(撮影・椎名 航)
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 【平成の怪物が行く 松坂大輔の探球】自分が所属していた19年以来、3年ぶりに中日の北谷キャンプにお邪魔しました。柳投手や小笠原投手、岡田投手…。多くの選手と顔を合わせて話をすることができました。みんな凄い明るい表情をしていて、自分も楽しかったです。

 柳投手にはキャンプ中の投げ込みのペース、スケジュールについて質問されました。球数を多く投げた後、どのくらい間隔を空けてブルペンに入っていたのか。そのペース、頻度などについてです。

 柳投手の良いところは制球された直球、左右関係なく全ての変化球をコース、高さにしっかり投げ分けられるところ。昨季はリーグ1位の172回を投げて最優秀防御率、最多奪三振の2冠。2完投、2完封もトップタイでしたが柳投手の力量からするともっと増えてもいいはずです。長いイニングを投げるためにどうすればいいのか、結果が出ているこの3年間を見て、その感覚はだいたいつかめてきていると思います。

 昨年は試合中に打者と対戦しながらリズムやテンポに変化をつける、打者のタイミングを外すコツなど、メリハリの付け方もうまくなり、200イニング到達も可能だと思います。昨年は素晴らしい成績でしたが、それを何年も続けることは難しい。肩、肘、体、心のケアもしながら、右のエースとしてドラゴンズの投手陣を引っ張っていってくれることを楽しみにしています。(スポニチ本紙評論家)

《柳&小笠原感激》レジェンドOBの訪問に、公私ともに慕っていた柳と小笠原の後輩2人が感激した。今季を戦う上で助言とともに、激励を受けた様子。柳が「投げる日、投げない日であったり、スケジュールの調整法です。自分の引き出しとして覚えておきます」と言えば、小笠原は「肩と肘の状態を心配してくれていました。久しぶりにお会いできてとてもうれしかったです」と振り返った。

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2022年2月7日のニュース