上林よ、野球バカになれ!ソフトバンク・藤本監督が“脱クール”の勧め「内に秘めたあいつのテーマや」

[ 2022年2月7日 05:30 ]

<ソフトバンク春季キャンプ>上林(右)にアドバイスする藤本監督(撮影・岡田 丈靖)
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 野球バカになれ――。宮崎春季キャンプ中のソフトバンク・藤本監督が6日、上林に“脱クール”を催促した。

 「内に秘めた(タイプの)あいつのテーマや。もっと野球バカになればいい。打ったらうれしく“わー”、ダメなら“くそー”と気持ちを出す。上林はその方がいい」

 フリー打撃を見守ったケージ脇で指揮官は、2軍監督時代から目をかけてきた“セイジ”をチェック。63スイング中8本の柵越えを放った後にタイミングの取り方、タメのつくり方を自らレクチャーし「間合いを含め、だいぶいい状態。安心した」と技術は評価した。キャンプ初日の1日にはスイングとタイミングの取り方の良化を絶賛し野手のMVPに、いきなり上林を選んでいる。求めるものは魂の叫び、心の変化だ。

 上林はザ・クールガイの印象。このオフの自主トレで一緒に鍛錬した米レッズの秋山にも「気持ちで謙そんしがちな部分がある。もっと強く出てもいいんじゃないか」と言われていた。

 7日から始まるシート打撃でアピールが求められる上林は「遠慮するつもりは全然ない。自分がセンターを守るつもり」。心・技・体で前向きのまま定位置獲得へ、猛デモを仕掛ける。(井上 満夫)

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2022年2月7日のニュース