人生初主将就任 気負わず“ギータ流”で日本一奪回誓う ソフトバンク・柳田新春インタビュー(1)

[ 2022年1月1日 08:00 ]

今季からキャプテンに就任する柳田はチームを引っ張ると意気込む(撮影・岡田 丈靖)
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 新年を迎えたソフトバンクの柳田悠岐外野手(33)がスポニチ本紙インタビューに応じ、主将に就任する今季への思いを語った。キャプテンを務めるのは人生初。気負わない“ギータ流”のリーダー術でチームをまとめ、打撃の好調期間を長くしてチームに貢献すると誓った。昨季4位からの巻き返しへ、鍵を握っている新主将の本音に迫った。(聞き手・井上 満夫)

 ――新しい年の始まり。柳田家の正月の過ごし方は。
 「僕の実家(広島県)に行って、嫁さんの実家(福岡県)に行って、ボートレースを堪能したりという感じですね。動き回りますね。神社に行ったり、子供と遊んだり。3日くらいまでは、ゆっくりはできてます。4日くらいから、ぼちぼち動きだす感じですね」

 ――昨季は141試合に出場して打率・300、80打点、28本塁打。
打撃部門のタイトルは獲得できなかったが、ゴールデングラブ賞を受賞。個人として振り返ると?
 「本当に調子がいいというときがなくて、何とか耐えながらやっていた感じでしたね」

 ――来季の自分自身に欲しているものは?
 「1カ月間、絶好調をですね。そこが(昨季は)なかったので。だいたい、いいシーズンというのは1カ月ぐらい好調があるので。(時期が)いつかは分からないけど、どこかで波が来る。そこがあれば、もっと打てるかなと思いますね」

 ――昨季のパ・リーグはオリックスが優勝した。エース山本由伸に苦しめられ、20打数1安打で、打点、本塁打はともにゼロだった。越えなければならない壁だが、何か対策はあるか。
 「(明確な)対策はないです。完璧というか、四隅に本当に来るイメージがあるんで。全ての球が一級品。そういう感じなので甘く来ないと厳しい。由伸が昨年みたいな感じだったら厳しい。甘い球に対して集中することが対策ですかね」

 ――今季からキャプテンに就任する。野球人生でいつ以来の主将なのか。球団の福岡移転後には秋山幸二、小久保裕紀、内川聖一とそうそうたる顔ぶれが主将を担ってきた。どのような主将像を思い描いている?
 「キャプテンは人生初めてです。正直、過去の方々と比べたら、やばいでしょ(笑い)。違い過ぎて、名前が出ることからして恥ずかしい。あまり深く考えず、変わらず真面目にしっかりと野球をやるだけ。あまり(周囲に)言わないと思いますよ。まずは自分がちゃんとやる感じ」

 (2)に続く。

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