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大谷翔平に野球不毛の地も注目 オンライン会見の普及がもたらした“意義”とは

[ 2021年12月19日 11:45 ]

エンゼルスの大谷翔平
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 2021年のエンゼルス・大谷翔平投手(27)の二刀流での活躍は日米という枠にとどまらなかった。9勝目を挙げた9月3日のレンジャーズ戦後のオンライン会見。欧州の中でも“野球不毛の地”と言われる英国メディアの会見初登場には驚いた。

 「大谷選手が感じた日米の野球の違いは?」。メジャー4年目でもう何度も聞かれただろう問いかけだったが、大谷は丁寧に回答していた。「投手の球が単純に速い。変化球も速い。単純にそういうところが力として現れる。打撃にしても単純にレベルの差はあるかなと思っています」。19年に初めて英国のロンドンで欧州初のMLB公式戦が開催されたが、野球人気は発展途上。現代野球の常識を次々と覆す大谷の注目度はそれほどに高まっていたのだった。

 昨季までの「大谷取材」は日米メディアとスペイン語圏向けのメディアが1社いる程度だったが、今季はこのスペイン語圏メディアが大幅に増えた印象がある。例えば、コロンビアメディアのダイアナ・ディマーレ記者は今季の大谷のオンライン会見に全て参加した。ただし「一度も球場を訪れたことがない」という。同様の記者は多く、球場に行かずとも大谷ら選手との質疑応答ができるオンライン会見の開催に感謝していた。一人の記者として、コロナ禍が収束し、1日も早い対面取材の再開を願うばかりだが、野球人気や、大谷の日米以外の知名度の高まりという意味では、オンライン会見の普及は意義のあるものとなった。

 記者のツイッターアカウントのフォロワー数も年初より3倍近く増加した。こちらも日本以外のフォロワーの増加が顕著で「翔平の記事や写真をもっとアップしてほしい」というリクエストがいまだ多い。大谷の魅力は世界共通。プレー以外でも想像を超えてきた2021年だった。(記者コラム・柳原 直之)

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