ロッテ 佐々木朗超え167キロ腕ゲレーロ獲得 メジャー計106回で111奪三振の剛腕

[ 2021年12月19日 05:30 ]

ロッテが獲得を発表したタイロン・ゲレーロ
Photo By ゲッティ イメージズ

 ロッテは18日、新外国人として、前ホワイトソックス3Aのタイロン・ゲレーロ投手(30)を獲得したと発表した。コロンビア出身の2メートル3右腕で、メジャー通算113試合に登板し、2勝5敗15ホールドを誇る。計106回で111奪三振の剛腕で「優勝のために全力でプレーします」とコメントした。

 マーリンズに所属した18年には自己最速104マイル(約167キロ)をマーク。15年のスタットキャスト導入後では大リーグ3位となり、日本ハム時代に日本球界最速となる165キロを記録した大谷(エンゼルス)、大船渡時代に163キロを計測した佐々木朗を上回る。

 最近2年間はメジャー昇格を果たせず、今季は3Aで18試合に登板し1勝0敗、防御率6・63。それでも160キロ前後の剛速球は健在で「後ろの方で期待しています。スピードボールが魅力で、制球もしっかりとしている」と井口監督。球団はマーティン、レアードの大砲コンビ、先発左腕ロメロの残留が決定し、エチェバリアの残留交渉も進めている。(横市 勇)

 ◇タイロン・ゲレーロ 1991年1月9日生まれ、コロンビア出身の30歳。09年にパドレスと契約し、16年5月にメジャーデビュー。同年7月末にマーリンズへトレードで移籍し、19年オフにウエーバーでホワイトソックスへ移籍した。2メートル3、112キロ。右投げ右打ち。

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