オリックス・山崎福 脳腫瘍患者の支援活動へ 中学時代に自身も発症「苦しんでいる方々を支援したい」

[ 2021年12月19日 05:30 ]

オリックス・山崎福 
Photo By スポニチ

 オリックスの山崎福也投手(29)が18日、脳腫瘍患者に対し支援活動する考えを明かした。来季から「投球回×1万円」を寄付する方針で、寄付先は現在調整中だという。

 「僕も手術をしたのですが、全国に同じ病気で苦しんでいる方々がたくさんいる。支援したいと思っていたし、手紙を頂いたり応援してくれたり。このような事をすれば僕自身もすごく励みになる」

 山崎福は中学3年時の07年11月に脳腫瘍が判明し08年3月に6時間にも及ぶ大手術を受け、その後に寛解。「覚悟もしたが、大好きな野球を続けたかったので頑張れた」。日大三では2年夏と3年春に甲子園出場。明大を経て14年ドラフト1位でオリックスに指名されるなど、現在は年に一度の検査のみで、大病を完全に克服した。

 今季は先発ローテーションに入り、8勝10敗でキャリアハイの計116回1/3を投げた。日本シリーズ第5戦にも先発した。来季の目標に「規定投球回(143)をクリアしたい」と設定する理由も支援活動とリンクする。

 オリックスでは、吉田正が本塁打1本につき10万円を認定NPO法人「国境なき子どもたち」に寄付し、潰瘍性大腸炎と闘いながらプレーする安達が日本炎症性腸疾患協会へ「公式戦出場数×1万円」を支援するなど社会貢献活動を展開している。

続きを表示

2021年12月19日のニュース