阪神ドラ5・岡留 タテジマユニ「思わぬ形で」“プロ第一投” 野球教室で中学生相手に貫録

[ 2021年12月19日 05:30 ]

亜細亜大学のOBによる野球教室を終え、子どもたちと熱男をする(左から)松田、正隋、岡留、高橋(撮影・平嶋 理子) 
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 阪神のドラフト5位・岡留英貴投手(22=亜大)が18日、鹿児島県姶良(あいら)市で行われた「亜細亜大学出身プロ野球選手による野球教室」に参加。タテジマのユニホームで、ひと足早く「プロ第一投」を披露した。

 「初めてですね。思わぬ形で初めて投げました」

 約230人の小、中学生を前にデモンストレーションで登板。対峙(たいじ)した中学生2人は左飛、中飛に打ち取って貫禄を示したが、元中日の中田亮二(現JR東海)との対戦では中堅フェンス直撃の一打を浴び、思わず苦笑いを浮かべるシーンもあった。

 この日の集まりではもちろん最年少で「先輩たちから話しかけてくれた。コミュニケーションが取れました」と感謝。入団後、初対面となった高橋からも“金言”を授かった。

 「プロに行ったら、野球の技術だけでなく、私生活でどういう意識をした方がいいのかを聞けたので良かったです。詳しくはあれ(内緒)ですけど。技術(の部分で)で言ったら、インコースであったりそういう(攻め方の)ところですね」

 高橋とは高校時代に亜大のセレクションに参加した際に言葉を交わしたことはあるが、技術の助言を受けるのは初めて。来年からはチームメートだが、同じ投手として競い合う可能性もゼロではない。「勝負できる球をもっと増やしたり、投球術を上げていかないと、上(1軍)では抑えられない。これからもっと考えていきます」。プロで活躍する先輩たちとの時間は岡留にとって貴重な時間となったはず。新たな決意を胸に厳しい世界に挑む。(長谷川 凡記)

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2021年12月19日のニュース