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ソフトバンク1位・球打 背番号は「1」に決定「一番チームのために活躍したい」

[ 2021年11月23日 05:30 ]

ソフトバンク・風間
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 No・1を目指す!ソフトバンクがドラフト1位で指名した秋田・ノースアジア大明桜の風間球打投手(18)が22日、都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い、年俸1100万円で合意した。背番号は歴代の主力選手が背負ってきた「1」に決まり、世代最速157キロ右腕は球界で一番を目指すと意気込みを語った。

 その番号が期待の全てを物語っていた。秋山幸二、内川聖一らチームの顔だった選手がつけてきた背番号「1」。緊張した表情で会見に臨んだ風間は「自分でいいのかというのはあったが、期待していると言われてうれしかった。背負うからには、一番チームのために活躍したい」と力強く語った。

 ホークスの背番号1は伝統の番号だ。1938年秋の岩本義行が初代。50年に松竹で日本球界初のトリプルスリーを達成したレジェンドから系譜は引き継がれ、歴代最多1773勝を挙げた名将・鶴岡一人(46年、当時は山本姓)が2代目だった。最近では秋山、柴原洋、内川と主力の野手が背負ってきた。将来のエース候補として球団の風間に対する期待は高い。永井智浩編成育成本部長は「可能性を秘めた投手。いい番号をつけてもらいたいという評価。先発でも、後ろでも頑張ってもらえる」と話した。

 まずは世代トップを目指す。同学年の投手最速の157キロの剛球を誇る右腕はDeNA1位指名の小園(市和歌山)、阪神1位指名の森木(高知)とともに「高校ビッグ3」と称された。「交流戦や日本シリーズで戦う機会があったら負けないように」と投げ合いが実現する日を楽しみにした。

 No・1になる夢はどんどん膨らむ。かねて300勝を目標に掲げていた風間は、新たな目標として投手最高の栄誉である沢村賞を挙げた。「1回だけでなく何回も獲りたい」。さらにはア・リーグMVPに輝いたエンゼルスの大谷級の活躍にも夢をはせていた。「人としても素晴らしい。ああいった選手になれるように。一番と言われるようにやっていきたい」。鷹の背番号1の新しい伝説が始まる。(福井 亮太)

 ◇風間 球打(かざま・きゅうた)2003年(平15)10月11日生まれ、山梨県甲州市出身の18歳。小1から野球を始め、塩山中では笛吹ボーイズでプレー。ノースアジア大明桜では1年春からベンチ入り。今夏の甲子園2回戦では明徳義塾に敗れるも152キロを計測。1メートル83、84キロ。右投げ左打ち。

 《じっくり育成へ》藤本監督が風間をじっくり育てる方針を示した。ソフトバンクは例年、高卒新人を春季キャンプで若手中心のB組でスタートさせている。19、20年に3軍監督を務めるなど若手の育成に携わってきた指揮官は「最初はプロの体を育てて慣れるのが優先。(主力中心の)A組には入ってこないと思います」と話した。

 【背番号1の投手アラカルト】

 ☆近鉄・鈴木啓示(通算317勝)66~85年の現役時代を通じて背負い、通算317勝。無四球完投78試合はプロ野球記録。「ミスターバファローズ」の愛称を持ち、永久欠番となった。

 ☆阪神・野田浩司(通算89勝)1年目の88年から3年間背負った。シーズン途中に先発に転向した90年に37試合で11勝12敗5セーブ、防御率4・90をマークし、翌91年に開幕投手を務めた。

 ☆オリックス・加藤伸一(通算92勝)広島から移籍後の99~01年に背負い、99年はリーグトップタイの3完封(全て無四球)。01年には27試合で11勝7敗、防御率3・69。自身12年ぶりとなる2桁勝利を挙げた。

 ☆楽天・松井裕樹(通算165セーブ)14年の入団時からつけ、15年からクローザーとして頭角を現した。19年には38セーブを挙げ、最多セーブに輝いた。

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