敗れたオリ・中嶋監督は「煙幕作戦」で対抗!?「明日の先発?山崎」 颯一郎か、福也か明言せず

[ 2021年11月23日 22:53 ]

SMBC日本シリーズ2021 第3戦   オリックス4ー5ヤクルト ( 2021年11月23日    東京D )

<日本S ヤ・オ(3)> 5回、投手交代を告げたオリックス・中嶋監督(撮影・大森 寛明)
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 2連敗で1勝2敗となったオリックス・中嶋監督は、5回の3失点につながった宗の悪送球を冷静に振り返った。

 「(エラーは)起きましたけど、取り返せないですからね。まあ次、しっかり何が起こっているのか、みんなでしっかり状況判断してやれるようにしたいですね」

 不測の失策よりも、その直前に2つの四球を与え、満塁までピンチを広げたバルガスの「姿勢」を悔いる。

 「フォアボール、フォアボールまでは思ってなかったですけどね。勝負してほしかったですね、2人とも」

 敗れたとはいえ、同点2ランの杉本、一度は勝ち越しとなる適時打を放った吉田正と、中軸に当たりが出てきたのは明るい材料だ。そして、会見の最後に、中嶋監督は第4戦の先発を問われ、力強くこう答えた。

 「山崎」

 実は山崎姓の投手は2人いて、右腕の山崎颯一郎は「やまざき」で、左腕の山崎福也は「やまさき」と読む。名字だけで、名前を明かさなかった真意は指揮官しか分からない。捕手出身らしく、敗れてもタダで転ばない中嶋監督のタクトがシリーズ後半戦のカギを握る。

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2021年11月23日のニュース