日本ハムドラ2有薗 メモリアルアーチ予告「打てるような選手に」23年開場の新球場1号狙う

[ 2021年10月15日 05:30 ]

指名あいさつを受けた有薗(中央)。左は大渕隆スカウト部長、右は高橋憲幸スカウト(撮影・柳内 遼平)
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 日本ハムからドラフト2位指名を受けた千葉学芸・有薗直輝内野手(18)が14日、千葉県東金市の同校で大渕隆スカウト部長らから指名あいさつを受けた。「だんだん実感が湧いてきた。シーズンで30~40本打てるような選手になりたいです」と決意表明した。

 高校通算70本塁打を誇る長打力と柔らかなグラブさばきを見せる三塁守備で2位指名を勝ち取った。今年の春季大会はチームを初の千葉王者に導き、同校初のドラフト指名選手にもなった。大渕スカウト部長からは「左右に本塁打を打てる。将来的に主軸になってほしい」と大きな期待を懸けられた。

 学校の新たな歴史をつくった大器は、23年3月開業予定の新球場・エスコンフィールド北海道でのプレーを見据える。指名後は球場について調べたという。「凄く奇麗な球場なので1号を打てるような選手になりたい」とメモリアルアーチを予告した。

 楽天に1位指名を受けた昌平(埼玉)の吉野創士外野手(17)は15年ロッテJrの同期で、絆は今も続く。指名後には「1位なので凄いね。お互い頑張っていこう」と連絡を取った。そして「やっぱり本塁打の数は負けたくない」と対抗心をのぞかせた。

 「若手の選手が凄く活躍しているので、自分もその一員になって頑張っていきたい」と有薗。千葉学芸で成し遂げたように、北海道でも新たな歴史をつくる。(柳内 遼平)

 ◇有薗 直輝(ありぞの・なおき)2003年(平15)5月21日生まれ、千葉県旭市出身の18歳。小2から野球を始め、中学では佐倉シニアに所属。千葉学芸では1年春からレギュラーとなり、夏は「4番・左翼」。3年春は「3番・三塁」で県大会優勝に導いた。夏は千葉大会4回戦で敗れ、甲子園出場なし。憧れの選手はエンゼルス・大谷。1メートル85、97キロ。右投げ右打ち。

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