日本ハム・万波 オフから横尾俊建打撃コーチと取り組む「Be beast打法」でより強く、速い打球を

[ 2026年4月28日 06:00 ]

オフから取り組んできた「Be beast打法」について明かした万波
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 【万thly日記】日本ハムが誇る主砲・万波中正外野手(26)が、日常をコラムでつづる「万thly日記」。第23回はオフから横尾俊建打撃コーチ(32)と取り組んできた「Be beast打法」について。打球の質を求めて、オープン戦では全球フルスイングする中で、2軍落ちを経験しながらも焦りはなし。現在、両リーグトップの8本塁打をマークしている理由の一端を明かした。

 昨オフから今春まで、横尾コーチと取り組んできたのが「Be beast打法」です。昨季最終盤からCSにかけて、アプローチに関しては手応えをつかんでいました。アナリストさんが出してくれている選球の数値(ボールゾーンのスイング率や四球率)は改善されており、それは素晴らしいことです。ただ、選球が良くなっている中で打球の質に対して物足りなさを感じていました。

 うまく選球ができて、コンタクトしてフェアゾーンに打球を飛ばせても打球のクオリティーが良くなければ(たまたま三遊間を抜けたなど)運の要素が高いです。今のままでは、自分が目指している選手像ではなく、突き抜けるには程遠いなと思いました。そこで、昨オフに入る前から打球クオリティーのスケールアップを図ってきました。

 打球速を上げるうえで、フィジカルのストレングス強化は欠かせない要素です。特に打球速度や飛距離と強い相関性があるFFMIという除脂肪量指数という数値をしっかり強化しようと例年よりもウエートトレーニングに時間を費やし、キャンプでは体に関しての数値、打球速度、スイングスピードは想定を大幅に上回ることができました。

 ただ、それだけでは「beast」ではありません。ここから実戦で速い打球を打てるように一度選球の部分は置いておいて、横尾コーチとオープン戦残り10試合まで初球から全て真っすぐ狙いで全球フルスイングで臨みました。ただ、予想外に序盤から変化球が多くて自分たちがやろうとしていることと相手の攻め方がかみ合わず、結果は出ませんでしたが、僕自身に焦りはありませんでした。

 取り組みに対して疑いもありませんでしたし、出ている数字に対して自信もありました。毎日、横尾コーチと田原康寛アナリストとキャンプの1打席目から自分の感覚、投げられている場所、ベース板のどこでどのコースで当たっているか、打球速度など全打席振り返り、一試合も無駄な試合は過ごしていない自負はあったので、途中で2軍行きが決まっても悔しさはありませんでした。

 むしろ、今年は予想よりも打席数が少なく感じていたので2軍に行けたタイミングはすごく良かったです。それは本当にボスのおかげです。ファームで毎日試合に出るとなれば、計算上1軍よりも多く20~30打席ほど立てます。横尾コーチとも「これは良いタイミングですね」と話していました。ファームリーグ開幕戦から本当に結果を出せるアプローチを取り入れ始め、ドンピシャでハマったように感じています。

 「Be beast」はとにかく自分の打撃をスケールアップさせるために、一切配球を考えずにフルスイングするということ。オープン戦残り10試合まで、ブレずにやろうと横尾コーチと話していたので、その時の合言葉でした。だから、2軍に落ちた時はいろいろな人に会うたびに「大丈夫か?」と心配されていましたが、本当に何の問題もないなという感じでしたね。

 最高の結果は本塁打なので、今それが多く出ているのは凄く良いことです。もちろん何本だって打ちたいですが、あまり数字に対して意識はしたくありません。今は本塁打以上に自分から打席での攻め方だったり、打球クオリティーに手応えを感じています。打球角度の調整はかなり難しいので、とにかく強くバットに当てて強い打球、速い打球をフィールド内に飛ばすところを意識していきたいです。(北海道日本ハムファイターズ外野手)

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