巨人・原監督、泥沼9連敗に「8点取られたら9点取らなきゃ」「9点取れなかったからこういう形になった」

[ 2021年10月15日 23:06 ]

セ・リーグ   巨人7―8ヤクルト ( 2021年10月15日    神宮 )

<ヤ・巨>スコアボードを見上げながら引き上げる原監督 (撮影・森沢裕)
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 巨人は両軍合わせて7本塁打が飛び交った首位・ヤクルト戦(神宮)に7―8で敗れ、球団ワースト13連敗を喫した2017年5~6月以来4年ぶりとなる9連敗。2日のDeNA戦(東京D)で勝ったのを最後に11戦勝ちなしとなり、9月2日は最大15としていた貯金を吐き出して開幕14戦目を終えた4月10日以来188日ぶりの借金生活に突入した。

 16打席連続ノーヒット中だった坂本に19試合ぶりとなる19号ソロが飛び出して先制。さらに主砲・岡本和は18試合71打席ぶり一発となる39号2ランを放って初回に3点先取。8回には中田にも出場10試合ぶりとなる3号ソロが飛び出すなど3本塁打を含む11安打で7点を奪ったが、勝てなかった。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は28年ぶりの9戦連続2得点以下という不名誉記録を止めた打線について「少し動きましたね」とまずはコメント。

 4点援護をもらいながら6回サンタナに同点2ランを浴びて初の2桁勝利を手放した戸郷について聞かれると「今日は8点か、取られたのが。9点取らなきゃならない、やっぱりな。したがってこういう形になったということでしょうな。一つ言うならば、やはりホームランをちょっと打たれ過ぎた。野球というのは投打で勝っていくわけだから。8点取られたら9点取らなきゃ。いま一歩だったというところですね」とし、「9点取れなかったからこういう形になったけれども、まあ、姿勢としては非常に正しい姿勢だったと思います。必死にやっていたっていうところ」と付け加えた。

 巨人はこの9連敗で、この日試合がなかった4位・広島とは4ゲーム差に。ヤクルト戦も9月1日の対戦で勝利したのを最後に7戦勝ちなし5連敗となり、9月23日に2差だったヤクルトとのゲーム差は12・5に開いた。不名誉記録が止まり、一時の底はついた感じは?と水を向けられたが、「いや、1試合だからね。明日もまた続くわけだからね」と慎重な口ぶりだった。

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