大リーグのジョー・ウエスト審判が最多出場記録を樹立 80年ぶりの新記録

[ 2021年5月25日 10:32 ]

最多出場記録を更新したジョー・ウエスト審判(中央=AP)
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 イリノイ州シカゴで24日に行われたホワイトソックス対カージナルス戦で、ジョー・ウエスト審判(68)が一塁塁審を担当。審判としてこれが通算で5376試合目の出場となり、1905年から41年にかけてビル・クレム氏(1977年に77歳で死去)が樹立していた審判としてのメジャー最多出場記録(5375試合)を実に80年ぶりに更新した。

 ウエスト審判はイーロン・カレッジ(ノースカロライナ州)時代にはフットボールのQBとして活躍。1973年にはNAIA(NCAAとは別組織のカレッジ体育協会)の王座決定戦(テキサス州のアビリーン・クリスチャン大に14―42)に出場した。

 メジャーでの審判としてのデビューは1976年。球審を務めた最初の試合でマウンドに立っていたのは「伝説のナックルボーラー」として殿堂入りを果たすことになるブレーブスのフィル・ニークロ(昨年12月に81歳で死去)だった。

 ワールドシリーズでは6回、球宴では3回審判を務め、2017年の球宴ではマリナーズから選出されていたネルソン・クルーズ(現ツインズ)が“レジェンドの審判”と敬意を評して打席に入ったときにスマートフォンで記念撮影をリクエストしたほどだった。

 なおウエスト審判は今季限り、もしくは今季途中での“勇退”を表明している。

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2021年5月25日のニュース