元阪神・葛城氏 報徳学園のコーチ就任 大角監督が直々要請 飲食店経営しながら“経験”伝授

[ 2021年4月20日 05:35 ]

プロ入り初のサヨナラ打を放ち、お立ち台で「ウォー!」と雄叫びを上げる葛城育郎【お立ち台で叫んだこのひと言が自身の代名詞に。引退後に「酒美鶏 葛城」を開店】(2008年7月2日)

 オリックス、阪神で活躍した葛城育郎氏(43)が甲子園出場35回の名門・報徳学園のコーチに就任したことが19日、分かった。春夏通算3度の全国制覇を誇る同校に、今春から元虎戦士が指導者として加わった。

 「力は持っているけど、本来の力が発揮できない選手たちもいる、どうすればいいかと考えた結果、厳しい世界でいろいろな経験と引き出しを持っておられる葛城さんに、お力を借りようと思い、お願いいたしました」

 大角健二監督(40)は要請した理由を明かした。2人はともに立命大OBで、葛城氏は同監督の3学年先輩にあたる。今年2月に学生野球資格を回復しており、本格指導も開始。「自分の勉強にもなっている」。西宮市内で飲食店「酒美鶏 葛城」を経営しながら、多忙な合間を縫って指導に励む。

 「一番は母校(倉敷商)と思っていたけど、仕事があるので頻繁に岡山にはいけないですしね。プロの世界は1年契約。高校生も実質は2年半しかない。時間は限られているので、伝えられることは伝えたい。準備の大切さを伝えたい」

 今後は主力以外の選手で編成したチームで指揮を執る可能性もある。夏の甲子園出場は18年が最後。現役時代は勝負強い打撃で何度も甲子園を沸かせた切り札が、聖地復活をサポートする。 (山本 浩之)

 ◆葛城 育郎(かつらぎ・いくろう)1977年(昭52)9月28日生まれ、大分県出身の43歳。倉敷商から立命大を経て99年ドラフト2位でオリックス入り。2年目の01年は規定打席到達で14本塁打。03年オフに阪神へ移籍し、11年限りで引退。通算750試合、打率・248、35本塁打、171打点。21年2月、アマチュア指導に必要な学生野球資格を回復。左投げ左打ち。

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