法大の二刀流だ!野尻 延長12回に登板143キロピシャリ

[ 2020年8月15日 05:30 ]

東京六大学野球・第5日   法大3―2明大 ( 2020年8月14日    神宮 )

<法大・明大>タイブレーク延長12回、力投する法大・野尻(撮影・郡司 修)
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 法大の野尻幸輝外野手(2年)がタイブレークの延長12回無死一、二塁から神宮初登板し、1回を無失点に抑え、3時間35分の激戦を締めた。法大は3連勝で慶大と並び首位。立大は冨永魁内野手(4年)の6打点の活躍で東大に12―3で大勝した。

 タイブレーク3イニング目の延長12回に勝ち越すと、マウンドに上がったのは右翼手で途中出場していた野尻だった。無死一、二塁。明大・中山のバントを処理すると迷わず三塁へ送球し併殺に。最後の打者は143キロ速球で一飛に仕留めた。

 「高校(木更津総合)は内野手だったし、守備には自信があった。打撃では貢献できなかったけど、投手で貢献できた」

 高校時代は投手兼内野手の二刀流で、U18高校日本代表に選出された。肘を痛め、法大では外野手として登録され、この日が初マウンドだった。実戦は18年9月3日のU18高校日本代表の香港戦に先発して以来。ただ、青木久典監督は練習で打撃投手を買って出る野尻の姿を見ていた。「試合中に最後に行くよと話していた」。9回の攻撃中にブルペンで約20球投げ、ベンチへOKサイン。投手が1人残っていたが「守備なら野尻が上」と指揮官に迷いはなかった。

 チームは3連勝で慶大と並ぶ首位。野尻は「自分は投手も好き。また投げられる機会があれば」と二刀流に意欲を燃やした。(伊藤 幸男)

 ◆野尻 幸輝(のじり・こうき)2000年(平12)10月6日生まれ、岐阜県出身の19歳。千葉・木更津総合では「二刀流」として、18年の3年夏の東千葉大会準決勝でサイクル安打。成田との決勝は完投勝利し、予選の背番号「5」から甲子園は「1」。同大会で16強入りし、金足農・吉田輝(現日本ハム)らとU18侍ジャパンに選出。1メートル78、94キロ。右投げ左打ち。

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