広島・誠也 屈辱免れる一発 「2桁失点&零敗」ならマツダ開場以来初だった

[ 2020年7月16日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1-12巨人 ( 2020年7月15日    マツダ )

<広・巨(5)>9回1死、鈴木はソロホームランを放つ(撮影・森沢裕)
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 広島は15日の巨人戦で1―12と大敗し、今季初の2桁失点を喫した。巨人先発の戸郷には、6回2安打に抑えられて前回対戦に続き連敗。9回に鈴木誠也外野手(25)が7号ソロを放ち、マツダスタジアムでは開場以来初となる「2桁失点&零敗」を何とか回避した。4番の意地の一発を、16日に同一カード3連敗を阻止するための手がかりとしたい。 試合結果

 白星に遠く及ばない展開での4番の強振は、無言のメッセージとなっただろう。0―12の9回1死。勝敗は決したと言っても過言ではない点差で、鈴木誠は、ビエイラとの真剣勝負に臨んだ。

 5球中4球が、150キロ超えの真っ向勝負。全て見逃して迎えたカウント2―2からの152キロの外角直球をひと振りで仕留めた。ライナー性でバックスクリーン左に着弾させるソロ。1打席も無駄にしないあるべき姿勢で、巨人・岡本、中日・ビシエドに並ぶリーグトップの7号とした。

 鈴木誠の一撃で、マツダスタジアムでは09年の開場以来、初となる「2桁失点&零敗」の不名誉は免れた。それでも、屈辱的な大敗には変わりはない。今季1勝5敗と本拠地での苦戦が続き、佐々岡監督は「せっかくファンに入ってもらえる中で失礼な試合をして申し訳ない」とざんげするしかなかった。

 巨人先発の戸郷を攻略できずに、今季最少タイの1得点に終わった。4回まで無安打。5回に田中広の右前打をパーラが後逸して迎えた2死三塁の反撃機で、代打・長野が投ゴロに倒れるなど、6回2安打無得点の完敗だった。

 初対戦だった前回6月23日(東京D)では、7回途中で2得点のみ。2試合連続で白星を献上し、今後天敵となる可能性も出てきた。朝山打撃コーチは「確かにいい投手。打(打撃)カウントのカット系を我慢できなかった。2試合やられている。次は打開策を練らないといけない」と頭を悩ませた。

 以前、鈴木誠は大敗した試合直後に「誰かひとりが諦めることは簡単。でも、一人一人が1打席も無駄にできない意識があると思う。ひとりでも諦めたら、チームに関わってくる」と語ったことがある。この日も、リーグ3連覇中に共有されていた高い集中力を保った。4番の空砲が無駄ではなかったか。16日の第3戦で試される。 (河合 洋介)

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