エンゼルス・寺田トレーナーがオンライントークショー メジャーで活躍する選手の共通点とは?

[ 2020年4月26日 22:06 ]

 エンゼルスのトレーナー兼マッサージセラピストの寺田庸一氏(42)が25日(日本時間26日)、ビデオ会議アプリ「Zoom」でオンライントークショー(The Stadium主催)を開催した。同社の代表取締役を務める山田晃広氏とともに国内のトレーナー志望者らに米国の現状などを語った。

 寺田氏は11年に高橋尚成氏のトレーナーとしてエ軍入り。高橋氏が移籍した13年から現職に就き、プホルス、トラウト、大谷ら主力選手のケアを担当している。特に昨季自身3度目のア・リーグMVPに輝いたトラウトについては、メジャーデビュー時からの付き合いで「デビューした時から雰囲気があった。プレーを見る前でしたが、ロッカーにいる感じから違う。尚成さんも感じていたみたいで、面構えとか立ち振る舞いが違うと言っていました」と振り返る。

 メジャーで活躍する選手の共通点の一つとして「負けず嫌い」を挙げ「調子を落とした時の練習の仕方は半端ないです」と説明。「午後11時30分くらいに試合が終わって、そこから2時間くらい打撃練習している選手がたまにいます。自分がこうしたいと思ったイメージを外れてしまうと、いくらお金をもらっていても、どれだけ長い契約を結んでいても、納得いかないのでしょう。ずっとビデオを見ている選手もいます。負けず嫌いは(活躍する選手の共通点として)100%です」と語った。

 海外でトレーナーを目指す志望者たちへのアドバイスを求められると、「行動力は大事。待っていてもチャンスは来ない。運とタイミングをどこでつかめるか」と語り、「治療の技術が大事。そこを求められると思っている。言葉じゃなくて、技術で抑え込む。そのくらいの気持ちが大事」とエールを送った。

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2020年4月26日のニュース