ヤクルト・高津監督 恩師ノムさんのID野球磨く 開幕延期を有効に自宅でデータ分析

[ 2020年4月26日 05:30 ]

取材に答える高津監督(球団提供)
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 ヤクルト・高津監督が恩師である野村克也氏から受け継いだID野球に磨きをかける。25日、神宮のクラブハウスでビデオ会議アプリ「Zoom」による取材に応じ、自宅でデータ分析に時間を費やしていることを明かした。

 「昨季までの(自チームの)個人の数字を見返す作業が多い。時間があるので、できるだけ普段、目の通らない、細かいところまで見るようにしている」

 数字を基に戦力を再度、洗い直す日々。指揮官は「見ていれば良いことも悪いことも、(発見は)いろいろある」と話した。

 緊急事態宣言が解除され、全体練習再開以降を見据え、すでに練習試合を数多く設定することを球団に要望している。「(開幕までの)準備期間が1カ月あるとしたら、半分くらいはゲームをやりたい。30日として15試合前後は試合をしたい」と青写真を描く。実戦を多く積むことで、メンバー選考に加え、新監督として采配を振る自身の試合勘も養っていく。

 石川を指名していた開幕投手についても「変更するとか、誰にするとか、対戦相手が決まってこない限り、考えはまとまらない」と高津監督。自チームの分析を進め、チーム力向上へとつなげる。(黒野 有仁)

 《料理挑戦も「全然うまくなかった」》○…高津監督は自宅で料理に挑戦したことも明かした。「焼き鳥が食べたくて。ささみを買ってきて“ささみわさび”をオーブンで焼いて作ったんだけど。全然、うまくなかった」と苦笑いした。普段、キッチンに立つこともなく「包丁を見るだけで怖くなっちゃうタイプ」という指揮官。「(料理は)やっぱり、やるもんじゃないね」と料理人の道は断念していた。

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2020年4月26日のニュース