寄付だけじゃない!巨人・菅野 野球少年の「力になってあげたい」サインプレゼントなど検討

[ 2020年4月26日 05:30 ]

ブルペン入りした巨人・菅野
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 巨人・菅野智之投手(30)が25日、新型コロナウイルスの影響で、満足に練習ができていない全国の小中学生の野球少年にエールを送った。中学時代の監督から現状を知らされ、サインのプレゼントなどを検討。川崎市のジャイアンツ球場でブルペン入りした球界を代表する右腕が、将来を担う子供たちを元気づける。

 居ても立ってもいられなかった。何かできることはないか――。菅野は球団を通じたコメントで「あまり報道では出ないけど、つらい思いをしている野球少年がたくさんいる。力になってあげたい」と野球を思う存分やりたくてもできない子供たちを思いやった。

 開幕が6月以降に延期されたプロ野球だけでなく、アマ野球界にも新型コロナウイルスの感染拡大の影響は広がっている。全国の小中高の学校が休校中で高校野球はセンバツが中止に。高校球児の悲運に焦点を当てられがちだが、全国の少年野球チームの多くが活動を自粛し、大会も続々と中止となっている。

 前日には相模原市立新町中の軟式野球部時代の監督から電話をもらい「僕の応援歌を流して、その間に腹筋が何回できるかなど工夫しながら練習をしている」と実情を知った。「個人的にですが、(腹筋で)優勝した子にはサインをプレゼントなど企画してあげたり、つらい思いをしている子供たちに何とか協力してあげたい」と話した。

 この日は川崎市のジャイアンツ球場での練習で午前9時前に一番乗りでブルペン入り。捕手を立たせて21球を投げた。「時間は限られているので、目いっぱい時間を使うためにも早くから投げました。いい感じに投げることができています」と話した。前日には医療現場を支援するため、原監督ら5人で1000万円ずつ計5000万円を東京都に寄付した菅野。日々練習ができる感謝の思いとともに、野球少年に寄り添うことを誓った。(青森 正宣)

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2020年4月26日のニュース