阪神・藤浪 再出発会見で自身の行動を謝罪「軽率だった」24日から自主練習を開始

[ 2020年4月24日 05:30 ]

甲子園球場に隣接する球団事務所で記者会見する阪神の藤浪晋太郎投手=23日午後、兵庫県西宮市(代表撮影)
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 阪神の藤浪晋太郎投手(26)が23日、甲子園球場の施設内で会見を行い、新型コロナウイルスに感染し7日に退院してから初となる公の場で思いを語った。球界関係者、ファン、活動休止を余儀なくされたチームメートに謝罪の言葉を述べるとともに、外出自粛の中で会食に参加して感染した行動を反省。きょう24日から自主練習を開始することも決まり、強い決意で視線を前へ向けた。

 発する言葉はどれも重く感じられた。3月22日の甲子園での練習でロッテ入団が決まった鳥谷からのエールに応える形で「真剣勝負がしたい」と発して以来、32日ぶりに公の場。藤浪は、黒のスーツにマスク姿で会見場に入ると周囲への謝罪を口にした。

 「まずファンの方々、プロ野球関係者の方々、そしてチームの方々に大変なご迷惑をおかけして、非常に深く反省しております」

 全国的に感染が広がっていく中、3月26日にプロ野球選手では初の新型コロナウイルス感染者となり、開幕延期となった球界にも大きな衝撃と不安が広がった。チームから不要不急の外出自粛が呼びかけられていた状況で3月14日に伊藤隼、長坂らと食事会に参加したことに対しても「自分の認識が甘くて自分がなるなんて思わないで行動したこと。その辺りが軽率だったと思います」と反省した。

 自身を含め3選手が感染者となったことでチームは3月下旬から約3週間もの間、活動休止を余儀なくされた。「陽性が発覚したことでチームの動きが止まってしまった。チームの皆さんの練習期間を奪ってしまったのはすごく申し訳なく思っています」。少なからず仲間にまで及んだ影響を強く重く受け止めた。会見前には、甲子園施設内で顔を合わせたチームメートにも直接謝罪。ただ、「申し訳ありません」の言葉に、「しっかり野球で頑張れよ」と返ってくることもあった。

 会見を1つの区切りとして、きょう24日からは他の選手と同様に自主練習を開始する。入院中も隔離されていた病室のスペースで腕立てなどのトレーニングやグラブを持ってシャドーピッチングを行い、退院後も「ダンベル注文したりとか、投球用のネットを注文したりして、家でボールを投げたりはずっとしていた」と明かした。

 「ここまでボールを投げていないのは、小学校で野球を始めて以来、なかなかないんじゃないかなと思う」。厳しい船出となった今シーズンは、決して簡単なものでないことは分かっている。ただ、ずっと下を向いていた視線を少しだけ前にして言った。

 「今後、野球のプレーで取り返すしかないと思いますし、しっかりプレーでみなさんに恩返しできるように、一生懸命、野球を頑張っていきたいと思います」。この言葉を体現することが、すべての救いとなる。(遠藤 礼) 

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