元カージナルス　ハミルトン氏　医科大を卒業　NY病院でコロナと闘う

カージナルス時代のハミルトン氏（AP）
Photo By ＡＰ

　元カージナルスのマーク・ハミルトン氏（35）が予定より1カ月早く医科大を卒業し、新型コロナウイルスと闘う病院に配属されるとAP通信が報じた。米国最多の14万人を超える感染者を抱えるニューヨーク州での勤務が決定。「野球選手も医師も同じ。やるべき仕事があり、必要とされるなら力の限りを尽くす」と意気込んだ。

　ハミルトン氏は左打ちの一塁手で06年にドラフト2巡目でカージナルスに入団。10、11年とメジャー計47試合に出場。主に代打で通算12安打を放った。出場はなかったが11年のワールドシリーズ優勝リングも持っている。14年に引退後、父と同じ医師の道への挑戦を決断。「学校からすぐに最前線に送られることにひるむ部分はあるが、準備はできている」と力強く語った。