巨人ドラ2・太田 プロ初先発で1軍アピール 4回2/3で1失点 原監督「少しずつ階段は上がっている」

[ 2020年4月4日 05:30 ]

出遅れ取り戻す!プロ初先発の紅白戦で好投した太田
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 巨人のドラフト2位・太田が、ジャイアンツ球場でのファームの練習で行われた紅白戦でプロ初先発。白組の先発で4回2/3を投げ、1安打1失点に抑えた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で報道陣が取材自粛となり、非公開で行われた試合。1メートル90の長身から投げ下ろす最速153キロの直球が武器の右腕は4回まで無安打投球。「ボールがばらついてしまった」と4四球を与えたが、5三振を奪った。5回2死二塁で若林に中前適時打を浴びて降板し「持ち味の真っすぐで押せるように、カウントを悪くしないように磨いていきたい」と振り返った。

 即戦力と期待されたが、コンディション不良でキャンプはファームスタートだった。初実戦は3月12日の紅白戦と出遅れたが、この日は1軍首脳陣が視察した中で好投。原監督は「全体的にもう少しパワーアップが必要。しかし、春に比べると少しずつ階段は上がっている」と評価した。

 入寮時に、JR東日本のチームメートから贈られた右手に「札束」、左手に「ヒルズ族」と書かれた色紙を持つ自身の似顔絵を持参した。「見えるところに飾って頑張りたい」とプロでの活躍を誓った21歳が遅れを取り戻す。(青森 正宣)

 ◆太田 龍(おおた・りゅう)1998年(平10)11月15日生まれ、鹿児島県出身の21歳。小1から野球を始め、宮之城中野球部を経て、れいめいに進学。1年春からベンチ入りし、3年夏は鹿児島大会4回戦敗退。甲子園出場なし。卒業後JR東日本に入社し、3年目の昨年はエースとして活躍。1メートル90、94キロ。右投げ右打ち。

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