伸びしろは十分 オリ本田仁海 “山本由伸2世”への道

[ 2020年4月4日 09:00 ]

オリックス・本田
Photo By スポニチ

 近い将来、“山本由伸2世”が誕生するかもしれない。高卒3年目右腕のオリックス・本田仁海投手(20)だ。胸元に構えるセットポジションから、そっくり。右腕のテークバックの動きこそ異なるが、左腕を捕手方向へ真っすぐ伸ばす山本独特の投球動作に似たフォームから投げ込む直球は最速154キロ。伸びしろは十分だ。

 「肩甲骨の柔軟性は違うので。自分に合ったものを意識しています。去年のリハビリから取り組んで、それが、うまくハマって良い方向に向かっている感じがします。一番(の変化)はストレート。指の最後の押しが良くなったと思います」

 17年ドラフト4位で星槎国際湘南から入団。1年目の5月には2軍で先発ローテーション入りしたが、8月に右肘痛を発症。当時、舞洲の球団施設で話した言葉は、こうだった。「痛みはあまりなかったんですけど、何か違和感があって病院に行ったら…」。疲労骨折していたことが判明。9月に患部固定術を受け、育成選手契約に。リハビリ期間中に熱視線を送ったのが、セットアッパーに定着し大ブレークしていた山本の動画だった。

 「リハビリ中で何もできなかった時に、スマホの動画やテレビ画像などでずっと見ていましたね」。フォーム改良へ試行錯誤を続け、昨年4月27日のウエスタン・リーグ、広島戦で復帰登板。17試合に登板し2勝4敗、防御率2・37と結果を残し同7月に再び支配下登録を勝ち取った。

 飛躍の足掛かりをつかみたい今季は“ファーム開幕投手”も務めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今季ウエスタン・リーグ開幕戦となるはずだった3月13日の同広島戦(オセアンBS)に先発。守備の乱れもあって、6回を投げ4失点だったが自責1。今月28日に京セラドーム大阪で行われたソフトバンクとの2軍練習試合では5回3失点。「1軍の球場で投げるということで、昨日の夜から気持ちが入っていました。真っすぐは悪くなかった。コースや変化球が甘くて、安打につながってしまうことが続いているので修正していきたい」。

 世界規模のコロナ禍で、いまだ開幕日さえ見えない不透明な状況が続くが、見据える目標は開幕1軍。「今年で3年目…、勝負の年だと思っています。開幕に向けて、1軍を目指して頑張っていきたい」。球団では山岡と山本のダブルエースをはじめ、左腕・田嶋に荒西、K―鈴木や榊原、プレミア12で台湾代表だった張奕がおり、それぞれが本調子であれば先発陣は充実していると言える。粒ぞろいの先発ローテ候補に割って入れるか。本田が勝負の1年に挑む。(記者コラム・湯澤 涼)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年4月4日のニュース