阪神・高橋 疲労回復で151キロ披露!17日ぶり実戦復帰「もっと精度を上げなきゃ」

[ 2020年3月11日 05:30 ]

教育リーグ ウエスタンリーグ   阪神3-1ソフトバンク ( 2020年3月10日    タマスタ筑後 )

ソフトバンク戦で力投する阪神・高橋
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 阪神の高橋が17日ぶりの実戦で復調を印象づけた。教育リーグ・ソフトバンク戦に先発し、今春最長の4回を2安打1失点。無四球で5三振を奪い、2月22日の中日戦を最後に実戦を遠ざかっていた不安を一掃した。

 「4イニング投げきれたことが良かったかなと思います。普通に投げられたので続けられるようにしていきたい」

 カットボールやフォークなどの変化球も交え、威力のある直球が光った。特に2回は先頭の田城からフォークで空振り三振。続く古沢をカウント1―2から見逃し三振に仕留めた直球が球速151キロまで上がった。

 「そういうボールを試合を通して投げきらないといけない。特に4回は結構浮いていたので修正していきたい」

 少々の好投では満足しない姿が頼もしい。キャンプからの疲労蓄積を考慮され、予定された4日の広島戦(結果的に雨天中止)での先発登板を回避。2日間のノースロー調整を挟み、実戦では今春最多の57球を投げた。たとえ開幕延期がなくても「(開幕ローテーションで)いけてたんじゃないかと思います」と手応えを深めた。

 課題も持ち帰った。初回の内川の三塁強襲内野安打、3回の上林の中越えランニング本塁打は、いずれも今春取り組んだカーブを捉えられた。「もっと精度を上げなきゃと思いました」。次は17~19日のオリックスとの2軍練習試合で先発を予定。「しっかり長いイニングを投げられるように調整していきたい」と力強く再発進した。(阪井 日向)

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2020年3月11日のニュース