広島ドラ2・宇草「2ストライク打法」で2打数2安打1打点 開幕1軍前進

[ 2020年2月24日 05:30 ]

オープン戦   広島14-2阪神 ( 2020年2月23日    コザしんきん )

阪神とのオープン戦の6回2死一、二塁、宇草は中前適時打を放つ。投手は阪神・能見(撮影・北條 貴史)
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 広島ドラフト2位・宇草孔基外野手(22=法大)は23日、阪神とのオープン戦(コザしんきん)に6回の守備から途中出場し、2打数2安打1打点とアピールした。能見からオープン戦初打点となる中前適時打を放つなど、左腕からマルチ安打。22日のヤクルト戦に続く2試合連続安打で、開幕1軍入りへ前進した。

 追い込まれると、宇草は変わる。1打席目の6回2死一、二塁、カウント1―2から能見が三振を狙ったフォークを拾った。中前に運ぶオープン戦初の適時打とし、江越の後逸で二塁へ進塁。二塁ベース上で両手を叩いて感情を表した。8回先頭では4球のファウルを放つ粘り腰でフルカントとした8球目、飯田の内角直球を中前にはじき返した。2打席連続安打でオープン戦2試合は4打数3安打。限られた好機を最大限に生かした。

 「前日に左投手(中尾)に三振した反省を生かせた。昨日から今日の準備の過程がよかった。最後の打席も粘っていけたのは良かったと思います」

 2打席ともに追い込まれてから「2つの工夫」を施した。まずは、中間付近で構えていた打席内での立ち位置を最大限投手側に寄った。「左投手の角度を消すためです」。投手との距離を縮めることで、体から離れていく軌道となる左投手の外角球に対処する狙いがあるという。さらに、2ストライクからノーステップに変更。それまでのフルスイングから一転、理論派が編み出した「2ストライク打法」で粘り強さを示した。

 日南1次キャンプでは、山口から紅白戦チーム1号を放つなど、持ち前のパンチ力で評価を上げる強打のドラフト2位。オープン戦に入っても存在感は増す一方で、佐々岡監督からは「思い切った打撃をするし、対左投手にも踏み込める」と称えられ、開幕1軍入りへ前進した。

 朝山打撃コーチは「昨日の三振を踏まえて追い込まれてからミート中心に変えたのは進歩。左投手を苦にする感じではない」と修正力を評価した。長野、野間らの左翼争いに加えて、高橋大、正随は代打候補として控えており、外野の層は厚い。1軍生き残りへ、理論派な一面はきっと役に立つ。(河合 洋介)

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