レッズ・秋山 野球人口拡大へ「0を1にする」 指導のあり方にも言及

[ 2020年1月20日 05:30 ]

神奈川学童野球指導者セミナーで講演した秋山
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 西武から海外FA権を行使してレッズに移籍した秋山が神奈川県横浜市内で行われた「第3回神奈川学童野球指導者セミナー」で特別講演を行った。野球人口減少の現状を憂い「野球を知らない子たちのところに野球選手が入っていくことが必要」と訴えた。

 秋山が挙げた具体例は、プロ野球選手が小学校で体育の授業に入り、一緒にティーボールをして、野球の楽しさを伝えるもの。「0を1にすることが野球人口を増やすこと」と説いた。指導のあり方にも言及。暴力問題などが厳しく追及される一方で「子供たちが指導を避けやすくなっている」という。「我慢させたり、嫌でもやらせなければいけないことはある。人生においても必要なこと。踏ん張る要素になる」と持論を展開した。

 18日に静岡県下田市での自主トレを打ち上げ、20日からは西武の球団施設に練習拠点を移す。講演で子供の頃に毎日、素振り100本をしていたエピソードも披露した31歳は「やるからには一番になりたい。こんな顔してますけど、意外と野心家なんで」と笑顔で語った。 (柳原 直之)

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2020年1月20日のニュース