筒香 争奪戦スタート DeNAがポスティングの申請手続き

[ 2019年11月16日 05:30 ]

筒香
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 DeNAは15日、筒香嘉智外野手(27)が大リーグに移籍するためのポスティングシステムの申請手続きを日本野球機構(NPB)に行ったと発表した。NPBから大リーグ機構(MLB)への通知も完了。MLBが近日中に手続きを終えて全30球団へ契約可能選手として通知後、譲渡金を支払う意思を持つ全ての球団が30日間交渉できる。

 ポスティングの申請は12月5日まで可能だが、早期申請になったことについて三原一晃球団代表は「代理人(ジョエル・ウルフ氏)と相談した。(12月9~12日の)ウインターミーティングをターゲットとしてというのが一番」と理由を語った。近年、大リーグでは選手の移籍先の決定が遅い。早めに交渉期間が終わる日程を組むことで、筒香が来季に向けた準備に集中できるように配慮したという。米メディアは移籍先候補にレイズ、ブルージェイズなどを挙げており、三原代表も「まだ詳しく聞いていないが、複数の球団が興味を示しているようだ」と語った。ウルフ代理人によると筒香は出場機会の多い球団を希望しているという。

 筒香は先月末の会見で「イチローさん、松井さんが活躍している姿を小さい頃に見て、メジャーリーグへの憧れが強くなった」と言った。夢がいよいよ実現に向けて動きだす。

 ○…ヤンキースの松井秀喜GM特別アドバイザー(45)がニューヨークで同球団のジョー・トーリ元監督主催の慈善イベントに出席し、メジャー移籍を目指す同じ外野手の筒香や秋山(西武からFA)に「彼らのプレーをいつも身近で見ているわけではないけど、頑張ってほしい」とエールを送った。09年にワールドシリーズMVPに輝いてからちょうど10年。かつての恩師と談笑し「毎年賛同しているし、少しでも力になれればいい」と笑顔で話した。

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