近本 関学大新設1号「学長賞」に!セ新人最多安打&盗塁王にまた勲章

[ 2019年11月14日 05:30 ]

阪神の近本光司外野手(撮影・坂田 高浩)
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 栄えある学長賞第1号だ! 阪神の近本光司外野手(25)が母校・関学大で新設された学長賞を授与されることが13日、わかった。ルーキーイヤーの今季は開幕スタメンに名を連ねると、長嶋茂雄(巨人)を超えるセ・リーグ新人最多159安打をマーク。フル回転の活躍でチームを3位へと押し上げた。球団史に輝かしい1ページを記した男にまた新たな勲章が加わる。

 スポーツ界のみならず、各界で活躍が目立つ関学大の出身者。創立130周年の歴史と伝統を誇る『KG』で、まだ誰も手にしていない称号を1番に射止めた意義は大きい。今月12日にあった体育会同窓倶楽部の東京支部総会。来賓であいさつに立った関学大の村田治学長は学長賞を新設することを発表した。栄えある受賞者の中には、猛虎の未来を担う近本の名前もしっかり刻まれていた。

 名誉にふさわしい活躍だった。ルーキーイヤーの今季は開幕スタメンに名を連ね、142試合に出場。長嶋茂雄(巨人)を超えるセ・リーグのシーズン新人最多159安打を放ち、チームをクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)進出へと導いた。快足を生かして36盗塁を記録し、タイトルも獲得。球団史に名を刻んだ新人は今や矢野阪神には欠かせない存在といっていい。

 学長賞の受賞者は計3人。同じスポーツ界から、陸上男子短距離界のホープで、来年の東京五輪出場を目指す多田修平(住友電工)が名を連ねた。もう一人は、ことし1月に開かれた世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で共同議長の一人に選出された関学大OGの坂野晶さんだ。関係者によると、3人は12月に西宮市内の関学大キャンパスで授与式に臨み、3人を代表して近本がスピーチする予定だという。

 近本は高知・安芸で行われている秋季キャンプ中の9日に25歳の誕生日を迎えた。2年目のジンクスについて問われると、笑い飛ばした。「全然ないです。言うのは周りなので。たとえば、3年目で結果が出なくても“3年目のジンクス”とは言われないじゃないですか? それだけの話だと思っています。ジンクスはいつ来てもいいし、どこかで壁は来る。自分がそこでどう考え、どうやるかが大事だと思います」。しっかり足元を見つめ、鍛錬に励んでいる。

 12日にあったシート打撃では左翼の位置に入り、本塁へノーバウンドのストライク送球。本塁補殺に成功した。一心不乱にバットを振っており、攻守両面で充実のキャンプ生活を送っている。14日から最終クールに突入。母校から届いた勲章を誇りに、輝かしい19年シーズンを締めくくる。

 ▽関西学院大学 1889年、宣教師で教育者のウォルター・ラッセル・ランバスがキリスト教主義による教育を理念として創立した「関西学院」を基に1932年に開設。兵庫県西宮市を中心に三田市、宝塚市などにキャンパスを有し、11学部14研究科に約2万4000人が在籍。主な卒業生に団鬼六(小説家)、宮内義彦(実業家、プロ野球オリックス・オーナー)、加茂周(サッカー元日本代表監督)、大江千里(歌手)、三倉茉奈、佳奈(女優)、橋本直(漫才師、銀シャリ)、宇良(大相撲)。体育会硬式野球部は田口壮(オリックス1軍コーチ)、宮西尚生(日本ハム)、荻野貴司(ロッテ)らを輩出している。

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