ナショナルズ初の世界一 史上初“外弁慶シリーズ”制し創設51年目悲願

[ 2019年11月1日 02:30 ]

ワールドシリーズ第7戦   ナショナルズ6―2アストロズ ( 2019年10月30日    ヒューストン )

ワールドシリーズ初制覇を果たし、記念写真に納まるナショナルズの選手ら
Photo By 共同

 ナショナルズが30日(日本時間31日)、アストロズを破り、4勝3敗で1969年創設の前身エクスポズ時代を含め初制覇を果たした。ナショナルズは0―2の7回に逆転。首痛で第5戦登板を回避したマックス・シャーザー投手(35)が5回2失点と力投するなど、アストロズの攻撃を食い止めた。ワイルドカードからの下克上は14年ジャイアンツ以来で、同シリーズのビジターチーム全勝は初となった。

 絶叫がこだました。ハドソンが最後の打者を空振り三振に仕留めると、選手がマウンド付近になだれ込む。敵地ミニッツメイド・パークのマウンドに歓喜の輪が広がった。

 球団創設から51年目で初の世界一。心臓に問題を抱えながらの戦いだったデーブ・マルティネス監督は「どんな時も諦めなかった選手たちを誇りに思う」と感無量の面持ちだった。2点を追う7回に打点王レンドンのソロで反撃すると、ケンドリックが逆転2ラン。ビジターチームが全勝の「外弁慶」シリーズは日本シリーズを含めても初の珍事だった。

 ナ軍は昨オフ、15年MVPのハーパーが移籍したが、代わりにコービン、An・サンチェスの先発陣を獲得。手薄な先発陣を救援でカバーする「オープナー」とは逆の発想で、マルティネス監督の「このチームは先発陣を中心に回る」という言葉を大舞台で実証した。打線も小技を駆使。レギュラーシーズンでは、リーグ最多タイの116盗塁で、同2位の873得点。つなぐ打線で、三振しても長打狙いが良しとされる「フライボール革命」に一石を投じた。

 ワイルドカードからの世界一は14年ジャイアンツ以来7度目。サイ・ヤング賞3度のシャーザーにとっても初の世界一だ。首痛で第5戦登板を回避、この日も本調子ではなかったが5回2失点と力投し「絶対にこの瞬間を忘れない。夢がかなった」と目を潤ませた。

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