西武サヨナラ再奪首!134試合目でともしたM9 木村が激走“ランニング弾”

[ 2019年9月16日 05:30 ]

パ・リーグ   西武6―5ロッテ ( 2019年9月15日    メットライフD )

11回2死、サヨナラの生還を果たした木村(中央)が喜びを爆発させる(撮影・大塚 徹)
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 西武は15日、ソフトバンクに代わり首位に浮上し、リーグ2連覇へのマジックナンバー「9」を今季初めてともした。ロッテ戦の5―5で迎えた延長11回2死無走者から木村文紀外野手(31)が左中間へ飛球を放ち、これを左翼手が失策。一気に本塁を陥れた。2試合連続のサヨナラ勝ちで、3位以内が確定。3年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出をリーグ一番乗りで決めた。

 MGC男子マラソンにも負けないスパートだった。同点の延長11回。木村の放った左中間への打球が、交錯した左翼手と中堅手のグラブをはじいてグラウンドに弾んだ。木村は一気にダイヤモンドを駆け抜け、サヨナラの生還だ。その瞬間、この日敗れたソフトバンクのマジックが消え、西武に今季初の優勝マジック9がともった。

 「ホームインできて良かった。神様が味方してくれたんじゃないかな」

 屋根のある本拠地で神風が吹いたわけではない。木村は知っていた。「夕方に(日が暮れて)打球が上がるとボールが消える。レフトがボールを見失ったしぐさをしていた。自分も外野手で気持ちは分かる」。午後5時30分。左翼手の加藤のしぐさを見て、走り出しからスピードを緩めることはなかった。「まさか、還ってくるとはね」と辻監督も好走塁を称えた。

 4時間30分の総力戦。勝利への執念と集中力があった。2―4の8回。1死満塁から、源田が放った打球が右前に落ちると、二塁走者の代走・熊代はヘッドスライディングで生還した。「神走塁と言われる人たちは、みんな頭からいっている。最初は足からと思ったけど、とっさに変えました」。捕手の田村のミットをかいくぐった。ロッテのリクエスト要求も出る微妙なタイミングだったが、好判断が続く森の勝ち越し打を呼んだ。

 11日以来の首位奪回となったが、ソフトバンクとのデッドヒートは続く。「俺、理髪店に行けないな。勝ってるから、切ったらあかんやろ」と辻監督。勝利のために、チームは一つになっている。 (武本 万里絵)

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