西武・佐藤爽 球団初!育成出身プロ初登板初先発で初勝利 ZOZOマリンの「強風利用」し颯爽7回零封

[ 2026年5月2日 05:30 ]

パ・リーグ   西武10―0ロッテ ( 2026年5月1日    ZOZOマリン )

<ロ・西 (7)>プロ初登板初勝利の佐藤爽(左)は西口監督に祝福される (撮影・西川祐介)
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 7回102球を投げ切り颯爽(さっそう)とマウンドを降りた。自分の名前と同じロッテのアイスクリーム「爽」のように、ロッテ打線をペロッと平らげた西武・佐藤爽は「マウンドさばきも、制球力もいい場面があった。継続していきたい」と爽やかな笑顔を見せた。

 
 最大風速19メートルの強風を物ともしなかった。初回1死一塁から併殺打を奪い、心が落ち着いた。直球は140キロ前後ながら切れがあり、チェンジアップは強風で不規則に大きく変化した。

 2、7回は3者連続三振で仕留め、7回無失点9奪三振。「強風を利用できた。出来過ぎかなと思います」。初勝利は爽快な気分だった。

 高校から男手一つで育てた父・恵介さん(49)も北海道から上京して球場で見守った。4月30日に支配下登録されたばかり。プロになった息子の姿を「少し信じられない気持ちですね。本当にプロになったんだな」と感慨深げ。毎日弁当を作って支えたといい「これからも頑張ってほしい」と目を細めた。佐藤爽はウイニングボールを手渡すと父に約束し、「結果で恩返ししていきたい」と感謝しきりだった。

 育成出身の初登板初勝利は球団史上初。プロ野球でも過去に6人しかいない。「任された試合は責任を持って投げたい」。9連戦中の谷間を救い、チームは借金1と完済目前だ。(河西 崇)

 ≪西武育成出身白星は3人目≫育成ドラフトで入団した投手の初登板初先発初勝利は、24年9月29日の日本ハム戦での前田純(ソ)以来6人目で、西武では初めて。また、西武の育成ドラフト出身投手で1軍で白星をマークしたのは水上由伸、菅井に次いで3人目だ。育成ドラフト出身者の通算最多勝利は千賀(ソ=現メッツ)の87勝。佐藤爽はどこまで白星を積み重ねられるか。

 ◇佐藤 爽(さとう・そう)2003年(平15)2月9日生まれ、北海道出身の23歳。札幌山の手から星槎道都大に進み、1年春から札幌六大学リーグ戦に登板。3、4年春に最優秀投手賞に輝き、4年春は5勝0敗、防御率0・47でMVP&特別賞を受賞した。24年育成ドラフト4位で西武入団。1メートル78、82キロ。左投げ左打ち。

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