ソフトBコラス、初打席初球弾 同郷先輩の助言守り球団史上初の快挙

[ 2019年8月19日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―4西武 ( 2019年8月18日    ヤフオクD )

2回無死、右中間にソロを放つコラス(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは18日、2位・西武との直接対決を5―4で制した。1軍初昇格のオスカー・コラス外野手(20)が2回、史上9人目の初打席初球本塁打。背部の故障で登録抹消されたアルフレド・デスパイネ外野手(33)の穴を埋め、チームは逆転勝ちを収めた。

 キューバの大先輩の助言を守った。1―0の2回。コラスは十亀の初球、外角への136キロのシンカーを捉えた。打球は高々と上がり、右中間テラス席へ。ベンチに戻ると、サイレント・トリートメントで祝福された。

 「最初はお客さんが多くて緊張したけど、だんだん慣れてきた。まさか初打席でこんな最高の結果になってくれるなんて思っていなかった」

 左背部起立筋の筋損傷のため出場選手登録を外れたデスパイネに代わって、来日3年目で初の1軍昇格。試合前にデスパイネから「1軍と2軍の投手は違う。ストライクゾーンに来たらどんどんスイングしろ」とアドバイスを受け、実践した。初打席初球アーチはプロ野球史上9人目、球団史上初の快挙だった。記念球は手元に戻り「キューバに持っていく」と笑顔を見せた。

 来日1年目は投手との二刀流だったが、持ち味の長打力を生かすため、2年目からは打者に専念した。今年は5月にウエスタン・リーグの月間MVPを受賞。6月に支配下選手登録を勝ち取った。7月にグラシアルがキューバ代表として国際試合に出場する際に昇格のチャンスがあったが、2軍戦の試合前練習中、スライディングで右膝を痛め、離脱。地道にリハビリを重ね、チャンスを待った。

 立花打撃コーチは「足をしっかり使えるからスイングが速い」と長所を挙げる。その後の3打席は無安打に終わったが、フルスイングを貫いた。工藤監督は「初めて対戦する投手に対して、真っすぐも変化球も対応していた。素晴らしいホームラン」と称えた。

 チームは逆転で2位・西武を下し、ゲーム差を再び5に広げた。最短で20日にも優勝マジック24が点灯する。

 ◆オスカー・コラス 1998年9月17日生まれ、キューバ出身の20歳。エイデ・デ・サンティアゴ・デ・クーバ高校では15年に日本で開催されたU18ワールドカップにキューバ代表として出場。17年に育成選手としてソフトバンク入団。1メートル86、95キロ。左投げ左打ち。

 ≪育成出身3人目≫コラス(ソ)がプロ初打席の初球を本塁打。初打席本塁打は18年9月16日広島戦で村上(ヤ)が記録して以来プロ野球65人目。チームでは95年4月1日西武戦でミッチェルが満塁本塁打して以来24年ぶり5人目になる。また、初打席初球本塁打は14年3月28日DeNA戦で西浦(ヤ)がマークして以来9人目。ソフトバンクでは前身球団を含めコラスが初めて。育成選手上がりの初打席本塁打は11年森田(神)、17年バティスタ(広)に次いで3人目。

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