ソフトバンク・杉山一樹 5月1日の2軍戦で実戦復帰 ベンチ殴打、左手骨折から3週間足らずでマウンドへ

[ 2026年4月28日 06:00 ]

筑後市のファーム施設でキャッチボールを行う杉山(撮影・昼間 里紗)
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 左手骨折からの復帰を目指すソフトバンク・杉山一樹投手(28)が5月1日の中日とのファーム公式戦(ナゴヤ)で実戦登板することが27日、分かった。5月上旬の1軍復帰が有力。11日の日本ハム戦(エスコン)での自身の投球に納得がいかず、ベンチを殴打して負傷し、13日に手術を行っていた。この日のキャッチボールで術後初めて左手で捕球に成功。術後わずか18日でのマウンドは守護神の責任感の表れだ。 

 左手骨折から3週間足らずで守護神がマウンドに戻ってくる。複数の関係者の話を総合すると、杉山は5月1日ファーム交流戦(対中日)で初実戦を踏むことになりそうだ。

 筑後市のファーム施設でリハビリを行ったこの日、キャッチボールでは術後初めて負傷した左手でボールを受けた。短い距離だったものの「捕れないと復帰できないので確認しました。試合でも大丈夫そうです」とほっとした表情。足のステップを中心としたアジリティーメニューや室内練習場を対角線に広く使った遠投などで汗を流し、メニューの合間にはトレーナーとの会話で笑みがこぼれた。

 23日には午前中に抜糸を終え、その足で病院からファーム施設に直行し、立ち投げで20球を投じた。抜糸以降3度ブルペン入りし、最速148キロを計測。28日もブルペン入り予定で、試合に向けて感覚を確認する。復帰プログラムに沿う形で、実戦復帰は5月になったが、杉山自身は4月下旬の登板も希望していたという。

 昨季65試合3勝4敗、防御率1・82。シーズン途中からは不調のオスナに代わり、抑えを任され31セーブで自身初タイトルとなる最多セーブに輝いた。チームのリーグ連覇、5年ぶり日本一の原動力となった。今季は開幕から守護神を託されて7試合で4セーブを挙げたが、防御率9・00と本調子からは遠い結果だった。

 出場選手登録を抹消された理由は自らの失態だった。投げられるから戻れる確約はない。「信用も信頼もなくしているので、上がれなくても仕方ないです。自滅したのは僕の責任」と自身の過ちを認めながら「野球をやらせてもらっている以上、早く試合で投げたい」。杉山は少しの沈黙の後、間を取りながら丁寧な口調で語った。

 開幕から5連勝で快走していたが、クローザーの離脱以降は4勝7敗で首位の座も明け渡し現在2・5ゲーム差の2位。抑えは松本裕を中心に踏ん張っているが、リーグ3連覇には背番号40の力が絶対に必要となる。

≪経過≫
 ▽4月11日 日本ハム戦(エスコン)で4点差の9回に登板し、2安打1四球で1失点。自身のふがいない投球に試合後、ベンチを殴打し、左手骨折。

 ▽13日 球団が佐賀市内の病院で、左手第5中手骨骨幹部骨折にともなう接合術を受けたと発表した。競技復帰まで1~2カ月の見込み。

 ▽18日 みずほペイペイドームを訪れ、取材対応。「大変申し訳ないと思ってます。信頼をもう一回、一からというところです」

 ▽23日 患部の抜糸を行い、そのまま筑後ファーム施設で練習した。ブルペンで立ち投げの20球。

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