中畑氏 独走一転大混セ…イージーミスが多いんだよね

[ 2019年8月6日 09:30 ]

4日のDeNA―巨人戦 3回1死一、二塁、ロペスの投ゴロで巨人は併殺を狙うも二塁手・若林が悪送球、岡本が捕れず得点が入る(撮影・西海健太郎)
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 【キヨシスタイル】いくら連勝連敗が今季セ・リーグの特徴と言っても、20日で10ゲーム差が縮まるなんて…。こんなの過去にあった?

 球宴直後、巨人が2位・DeNAに10・5ゲーム差をつけたときには8月中に優勝が決まるんじゃないかと思った。ところが、あっという間の0・5ゲーム差。DeNAだけじゃない。6月末から1分けを挟む11連敗を喫した広島も不死鳥のようによみがえって2ゲーム差につけている。

 巨人独走かと思われたペナントレースが一転の大混戦。その原因を考えると、野球の質があまり高くない。イージーミスが多いんだよね。

 たとえば2日からDeNAに3タテを食らった巨人。3日は5点差を追いついた直後に捕逸で決勝点を献上し、4日もエラーで勝ち越し点を与えた。3回1死一、二塁。ロペスの投ゴロでゲッツーと思ったら桜井から送球を受けた若林の一塁転送がワンバウンドになった。普通に捕らなきゃいけないバウンドだったけど、一塁手の岡本が捕れず、二塁走者の生還を許した。ミスが響いて連夜の1点差負け。前半戦は13勝7敗だった1点差試合が後半戦は1勝7敗ってんだから首位の座も危うくなるよ。

 消化試合数は巨人98、DeNA101、広島102。およそ100試合を消化し、ここからが開幕、本当の正念場に入ってくる。

 今後を占うと、抑え受難の今季にあってリーグで唯一安定した山崎のいるDeNAが一歩リードかな。4日の巨人戦、エース今永を2―1の5回で降ろして勝ちパターンに持っていける強み。筒香が打てなくても勝てる戦力の厚みもある。

 広島は2度ばかり、諦めなきゃいけないような状況に追い込まれながらV4が狙える位置。3連覇してきた底力だよね。戦列を離れていた中崎が戻ってきて、どう機能するか。

 最後に、追い込まれた巨人。実績のある原監督がどのタイミングでどんな手を打ってくるか。隠し玉を用意しているとしたら若い力なのかベテランか。あるいは戦略、戦術か。楽しみだ。

 一戦一戦、緊張感が増してくる終盤戦。最後まで見逃せない展開を期待したいね。(スポニチ本紙評論家・中畑 清)

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