ソフトB千賀 今季チーム初完封!パ首位攻防戦「一人で行くつもりだった」エースで2.5差に

[ 2019年8月3日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-0日本ハム ( 2019年8月2日    札幌D )

完封勝利を挙げた千賀(撮影・高橋茂夫)
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 8回を投げ終えた時点で球数は118球。ベンチに戻ったソフトバンク・千賀は「(9回は)僕が行くという目を、ずっとしていた」と顔つきで続投をアピールした。

 2―0の9回もマウンドへ。2死から安打を許したが、最後は代打・田中賢を一ゴロに仕留め、2安打8奪三振で今季初完封。「昨日もそうだし、中継ぎの方がたくさん投げていた。今日は僕が一人で行くつもりだった」と135球で最後まで投げきった。

 2位・日本ハム相手に、今季は4戦4勝。札幌ドームではプロ入り以来負けなしの7連勝となった。「不思議なんですけど」と言いながらも、ライバルチームに苦手意識を植え付ける投球だ。次戦も中7日で10日の同戦(ヤフオクドーム)先発することが濃厚だ。

 球宴期間には巨人・菅野と野球談議をする機会があった。「菅野さんはキャッチボールを本当に大事にしている。僕は投げた先までしっかり見ていないと感じた」。相手のグラブまでどういう軌道で、どう収まったのか。一球を大事にする意識を日本のエースから学んだ。前回7月26日のオリックス戦では3本塁打を浴びて負け投手になったが「右腕だけで投げないように意識した」と、1週間でフォームを見直し、修正した。

 今季100試合目でチーム初の完投となった。12球団で唯一、達成者がいなかっただけに大きな1勝だ。4年連続の2桁勝利とともに、育成出身投手では、元巨人の山口鉄也に並ぶ最多52勝目。日本ハムとの首位攻防戦初戦で勝利に導き、ゲーム差を再び2・5に広げた。工藤監督は「こういうところで最高の投球。エースとしてしっかり投げなきゃというのが出ていた。今年一番」と手放しで称えた。

 「ここから2カ月ある。大事な試合でいいものを出せるように」とエースは自覚たっぷりに語った。(川島 毅洋)

 ≪163試合で並ぶ≫千賀(ソ)が今季10勝目を挙げ、16年からは4年連続の2桁勝利を達成。通算勝利は52となり、育成ドラフト出身では山口鉄也(巨)に並ぶ最多勝利になった。なお、2人の52勝時点を比較すると
投手 年 試合 先発 救援
山口(12)625 1勝 51勝
千賀(9)163 50勝 2勝
 救援型の山口が12年、625試合かけて積み重ねた勝ち星に、千賀は9年、163試合で並んだ。また、この日の勝利が先発での通算50勝目にもなった。

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