JFE東日本4強一番乗り 元DeNA須田オール直球勝負で好救援

[ 2019年7月23日 05:30 ]

第90回都市対抗野球第10日 準々決勝   JFE東日本3―1パナソニック ( 2019年7月22日    東京D )

JFE東日本・須田(右から2人目)はナインに祝福される(撮影・西海健太郎) 
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 神様、仏様、須田様だ――。3回戦2試合と準々決勝1試合が行われた。JFE東日本(千葉市)がパナソニック(門真市)を3―1で下し、12年以来7年ぶりの4強進出。元DeNAの須田幸太投手(32)が無失点救援で今大会3勝目を挙げた。

 魂の6球だ。7回、同点とされ、なおも1死満塁。須田が今大会初めてイニング途中からマウンドに立った。代打・深瀬を今季最速の146キロで空振り三振。続く横田の中飛までオール直球勝負で、試合の流れと4強一番乗りをたぐり寄せた。

 「一番、打たれないのが真っすぐ。プロでもそれでやってきた。投げている間は、真っすぐには自信がある」

 2番手・橘が招いた絶体絶命の場面を3番手で救援した。「初球を投げ切れたら勝ち」と1球目に外角低めの直球でストライクを奪って、一気にピンチを切り抜けた。直後の7回に味方が勝ち越すと、2回2/3を許した走者は失策の1人だけと完璧に抑えた。

 勝利を呼ぶ男だ。14日の初戦、前年覇者の大阪ガス戦は0―0の9回に登板。5者連続三振など3回を完全投球。12回にタイブレークで2失点も、逆転で白星を奪った。20日の明治安田生命戦は0―2の9回を3者凡退。直後の満塁弾で2戦連続サヨナラ勝利に導いた。これで3戦連続勝利投手だが、「白星が欲しくて投げているわけじゃない。これがプロなら欲しいかもしれないけど」と涼しい顔。さらに「この大会はそんな流れだけど“頼りすぎるな”とみんなには言います」と精神的支柱としての厳しさも口にした。

 昨オフ、DeNAを戦力外になり9年ぶりに復帰した古巣で、快進撃をけん引。須田は「優勝するまでは、自分もみんなも褒めません。優勝してみんなを褒めたい。あと2つ勝ちます」とはっきりと見えつつある頂点だけを見据えた。 (春川 英樹)

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