侍・稲葉監督、五輪モード突入 「勝てるチームづくり」へ10月長期合宿

[ 2019年7月23日 05:30 ]

「プレミア12」の記者会見で記念写真に納まる日本代表の稲葉監督(左)ら
Photo By 共同

 11月に開催される「第2回プレミア12」の要項発表会見が22日、都内で行われ、稲葉篤紀監督(46)が「五輪モード突入」を宣言した。選手の負担を考慮して来年3月の強化試合は行わないことが決まり、「(東京五輪を前に)集まれるのは11月が最後。しっかりとチームの土台をつくりたい」と力を込めた。

 10月21日からは宮崎、沖縄で長期合宿を敢行。稲葉監督自ら希望したもので、大会終了まで約1カ月寝食を共にする。日本ハム、オリックス2軍との練習試合、カナダ代表との強化試合も決定し「コミュニケーションを図り結束していく。最高の準備をして優勝に突き進み、五輪へ弾みをつけたい」と話した。

 選手選考に関しても、若手主体だった3月のメキシコ戦を経て「“試す”のは終わった。勝てるチームをつくる。五輪を見据えた部分も含めてチームづくりをしたい」との意向を示した。きょう23日からは12球団の視察も再開。8月に台湾、9月には韓国に足を運んでライバルを分析する。

○…今大会はリクエストによるリプレー検証、投球間20秒以内などのタイムクロックも導入される。リクエスト回数は1度で、稲葉監督は「1回をどこで使うか。(五輪で採用される場合に備えて)いい機会になる」と話した。また、SSK社製の大会公式球は20年東京五輪でも使用される。日本は東京ドーム、ZOZOマリンでのスーパーラウンドに進出した場合、4試合は全てナイターで行う。

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2019年7月23日のニュース